2日目 ページ3
?「それじゃあまず、自己紹介からしようか」
そう言って彼は、1枚の名刺を手渡してきた。
"まふまふ"
「……まふ、まふ?」
そこに書かれていたのは紛れもなく怪しい名前と音楽関係のお仕事。
もしかして私、変な人に連れて行かれた?
「うぁああ!待って! そんな目でこっち見ないで!」
「う、うん」
心を読んで気付いたのか、一旦落ち着こうとその人はスーハァ一と一呼吸を置く。
?「…本名は相川真冬と言います。」
「相川真冬……だから、まふまふ?」
ま「そ。それでそのまふまふってのは、僕のお仕事に使っている名義みたいなものかな」
好きに呼んでくれていいよ、と無邪気に言ってくる。
そんな好きに呼んでいいよって言われても……。
目の前の彼はまだかまだかと期待の目でこちらを見つめてきた。
「まふまふだから……えっと、」
ま「お、どうする?なんて呼ぶ?」
相川真冬、まふまふ……。
「ま、ふ?」
ま「ふっ、なぁに?」
少し緊張して声が震えたのに、
その名前を呼んだ瞬間、
ふわりと目を細めてまふは優しく応えてくれた。
ま「じゃあ、今度は君の名前を教えて?」
「小湊…小湊 A」
少し戸惑いながらも自分の名前を口に出す。
自分の名前…あんまり好きじゃないんだけどな。
でも、
ま「A…か、綺麗な名前だね」
貴方が呼んだその名前は嫌いじゃないかもしれない
……なんてね。
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どうも、羽鳥です!
1日目からこんなに読んでくださる方がいるなんてほんとに嬉しすぎて……。
コメントとかしてくれたらめっちゃ発狂してお返事します!
評価やお気に入り、ほんとにありがとうございます!
まだの人は、評価やお気に入り等気が向いたらで良いのでよろしくお願いします!
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いるよ - 最高過ぎました… (2022年12月5日 19時) (レス) id: 7464634473 (このIDを非表示/違反報告)
千華(プロフ) - 未成年だから途中まで!また成人して覚えてたら見に来ます! (2021年5月25日 17時) (レス) id: ff1aa8f056 (このIDを非表示/違反報告)
しふぉ - このお話が好き過ぎてまた見に来てしまいました。 (2021年2月7日 2時) (レス) id: 19d2dfc8bd (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 良かったです。また書いてくれると嬉しいです。 (2020年12月11日 12時) (レス) id: c11f1036fc (このIDを非表示/違反報告)
。。みかん - あの、後日談みたいな成長した主人公ちゃんと歌い手たちの話が欲しいと切実に思いました。もう、、あの、本当、、、好きです。(唐突な告白) (2020年11月29日 21時) (レス) id: 301c148c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羽鳥 | 作成日時:2017年10月23日 3時