第90話「バッドタイミング」 ページ24
【パタン】
「待たせたなハニー、寂しかったか?」
「ん…大丈夫です、そしてハニーではないです」
「ふふふ、照れ屋な子猫ちゃんだぜ」
あまりに自然に子猫ちゃんと言われ、言い慣れてる感が満載である
唐松さんが出ていってから2時間ほど経っただろうか
睡眠のおかげで、体の疲れも少し軽くなった気がする
いや、でもなんか…見た目的にやっぱり慣れてそうだし…
あれももしかしたらただの遊びだろうし?
気にしてる方がおかしいか
「ハニー、変なことを考えたな?」
「っ!!」
いつの間にか隣にいた唐松さん
な、なんで…いつの間に…
「俺はお前にしかこんなこと言わないぞ」
「あの、ち、近くないですか…?」
グッと肩を引き寄せられ耳元で囁かれてもう死にそう
恥ずかしくて声が震えてしまうのも聞こえてしまっただろう
「確かに俺は何人も女を抱いてきたが、ハニーは別さ」
「ひゃぅ!?///」
ペロッと耳を舐められ身が縮まる
そしてグイッと腕を引っ張られ唐松さんの胸の中へ
「わぷっ!」
そのまま唐松さんに抱きしめられ、もうどうしていいか分からず両手が宙を彷徨う
その手をそっと唐松さんの背中に誘導され、力なくスーツを掴む
あ…いい匂い…
と、急にアイマスクをつけられた
「え、え、っわ!!」
急に身体が浮いたかと思うと、唐松さんの足の間に座らされる
そして後ろから優しく抱きしめられ、また耳元で囁き始めた
「ハニーはこの声がいいのか?」
「〜っ!!///」
背中をゆっくりなぞられながら、心地よく響く低音にビクビクしてしまう
そうですともその声が大好きですくそぅ!!!
と、するりとワンピースの裾から太股を触る手に気づいた
「え、え、ちょ、唐松さ…」
「ん〜?さてはハニー…ヴァージンか?」
何故分かったぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
ギクッと身体を揺らし冷や汗をかきはじめた私を見て、唐松さんは上機嫌に口笛を吹いた
「ヒュ〜、ビンゴだな?ますます可愛いぜハニー」
「勘弁してくださいぃぃぃ…///」
やんわりと唐松さんの腕をつかみ離そうとするがビクともしない
くそ!!どっちの次男も腕力強いのかよ!
スルリスルリとあがってきた手は、やがて足の付け根にまで到達した
本格的に焦り始め、抵抗するが…まぁびくともせず
「(こういう時誰か突然来てくれたりしないかなァ!?)」
とヤケクソで助けを求め、心の中で叫んだら
【バァン!】
「兄さん!なんか敵…が…」
本当に来ちゃった
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みかん - 私も、銀魂の土方さん好きです。もちろん、カラ松も大大大好きです!! (2017年4月28日 14時) (レス) id: 14a0e6fbb6 (このIDを非表示/違反報告)
全松girl(プロフ) - Q、イバラさんは、ナオト好きなんですか? この小説とても大好きです!自分が書いた小説の更新忘れそうなくらいです!((更新しろよ! (2017年1月13日 21時) (レス) id: 423ee50578 (このIDを非表示/違反報告)
にゃにゃこ - 面白いです!質問じゃないかもですが、質問いーですか? Q六子の皆さん!6股でいいし、結婚してくれませんかー!?愛してんぜー!!!この小説書いてるイバラさんも愛してるー(((はぁと (2016年9月10日 22時) (レス) id: adb7cc6ed4 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 楽しいです。更新待ってます。 (2016年7月15日 15時) (レス) id: 6b28d6e403 (このIDを非表示/違反報告)
!マン - 自分がコメント間違えました。恥ずかしいです… (2016年6月25日 8時) (レス) id: 31aebc4975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イバラ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ecfed04be15/
作成日時:2016年5月18日 12時