番外編「性別逆転松さん ３」 ページ24
お次は海でひと泳ぎすることに
自慢ではないが、私はスタイルには結構自信がある
が、好きな人(しかもイケメン)の前ではやはり緊張してしまう
「あれ、カラ子パーカー着たの？」
「え、えぇ…」
残念だなぁ、カラ子の水着姿見れないなんて、と困ったような笑顔を見せられ少し罪悪感が募る
と、またしても刺客…やつらがやって来た
「ねぇねぇおにーさぁん」
「そんなに水着姿が見たいなら私たちの見ながら遊ばない？」
黄色いフリルのついた水着の十四子
黒いシンプルな水着の一子
二人ともビキニでバッチリ決めていた
十四子は褐色の肌によく似合う色合いだし
一子も白い肌に映える黒
しかも私たち六つ子は意外とナイスバディー
けど、Aならすぐ断ってくれる
…はずなのに
「……」
「あはっ、おにーさん見すぎぃ〜」
「一緒に遊んでくれたらもぉっと見せてあげるわよ？」
あろうことかふたりの身体を見始めた
まって、私ここにいるのに
それにいつもならすぐ一蹴してくれるのに
もしかして私のじゃなくて、誰でもよかったのか？
そう思うと、なんだか泣きそうになってしまい俯いてパーカーの裾をきゅっと握る
「…ダメだね」
「え…？」
ふいに聞こえた声に顔をあげると、Aは微笑を崩すことなくこう告げた
「やっぱカラ子がいい。ごめんね、君達の水着姿に用はないんだ」
用はないんだ、用はないんだ、用はないんだ…
と最後の方だけエコーがかかり私たちの間で沈黙が訪れると
「さぁて、カラ子パーカー脱ぎなさい」
「！？」
くるりと私の方を向き、手をわきわきさせながらゆっくり近づいてくる
「なんでこっち来んのよ！こっち来んな！！」
「やだ」
ブンブンと手を振りながらノーサインを出すが通じず
ダッ！と背を向けて走り出した瞬間、後ろで
【ドオｯｯ！】
と、さっき私が走り出した効果音より重低音なやばいのが聞こえてきた
私、捕まったら死ぬかもしれない
だが悲しきかな、所詮は男と女
私が勝てるはずもなくあっさり捕まった
「ちょっと！離しなさいよ！」
「いいから、大人しくしてて？」
ね？と私の唇に人差し指をくっつけ微笑まれたら、もう抵抗できない
なされるがままパーカーのジッパーを降ろされた
「……((パシャ」
「撮るなバカ！！」
無言で写メられ、消してやろうとケータイを奪おうとするも身長差で無意味だった
あ、ちなみに十四子と一子は用なしって言われて白く燃え尽きてるわ
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炉夜 - おそ松さん2期OPを聞きながらこの小説を読んでる私は幸せ……でありたい(2日後中間テストの人) (2017年11月20日 1時) (
レス) id: 299a7e3fab (このIDを非表示/違反報告)
全松girl(プロフ) - 『花より三色団子』の舞台って、東映太奏映画村(とうえいうずまさえいがむら)ですか？漢字違ってたらごめんなさい！ (2017年1月12日 0時) (レス) id: 423ee50578 (このIDを非表示/違反報告)
さいか - ウォルトなんとか人間何回も泊まったことがあります。凄くてやばかった。(・ω・)ノ (2017年1月6日 0時) (レス) id: 400d8d3ea4 (このIDを非表示/違反報告)
阿修羅丸 - とてもおもしろいです。ドハマりしました！ (2016年6月24日 15時) (レス) id: 304e2b5179 (このIDを非表示/違反報告)
松野七松(プロフ) - ひょえ−、女の嫉妬って怖いねぇ。フッ、心配ないさ、なぜならカラ子一途だからね！どうせならそのままゴ−ルイ))殴and蹴すみません、もう何も言いません。 (2016年6月14日 0時) (レス) id: e4fa147493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イバラ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ecfed04be15/
作成日時：2016年4月8日 5時
