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シンデレラ『4』 ページ13

「おい、誰の許可を得てAに触ってるんだ、離せ」

「あ?王子だからって調子乗んなよ?コイツは俺のもんなの」

「あの…喧嘩はやm」

「「Aは黙っててくれ」」

「あぃ…(汗)」


さぁ大変、王子と執事の喧嘩が始まってしまいました

両者は睨み合い、お互いの胸倉を掴み周りに火花を散らします

さてどうしたものかとAがあわあわしていると、どこからかいつも聞いてる声が飛んできました


「A!!」

「おそ松さん!トド松さん!」


Aが振り返ると、そこには息を荒くしたおそ松とトド松が


「「Aーーー!!!」」

【ドゴォッ!】

「「おぐぅッ!?」」


なんとドレス姿のまま王子と執事に飛び蹴りを食らわせたおそ松とトド松

動きずらくはないのでしょうか


「ほら帰るよ!」

「え、でも…」

「あいつらなんかほっといていいの!」


ぐいぐい腕を引かれ、遠ざかるAにカラ松と一松は手を伸ばします

すると、目の前にガラスの靴が落ちてることに気付きました




【バキンッッ!】

「 探 す な よ ? 」


赤いドレスを纏ったおそ松が、容赦なくガラスの靴を踏み潰してしまいました

のっしのっしとそのまま去っていった姿に呆然とするしかない2人でしたが、我に返りあのAを何としてでも探し出すことにしました


…それから数週間

Aはいつも通りの掃除に追われ、やっと一息つくためにお茶を飲んでいました

しかし、いつもずっと王子のことを考えています

あれからすっかり魔法が溶けて元に戻ってしまったAは、あの素敵な夜を忘れられず思い出してはため息を吐いていました

すると、外から愉快な音楽が突然流れてきました

窓から覗くと、なにやらパレードが行われているようです


「…私には無縁の世界だわ」


そう言い、視線を逸らし窓から離れていきます

飲み終わったカップを洗うためにテーブルに戻ると、突然ドアが勢いよく開きました


「…王子?」

「やっと…やっと見つけた…!!」


ふらふらと歩み寄ってきた王子に立ち尽くすA

カラ松は、ガシッとAの肩を掴むと


「ん…」

「…っ」


荒く唇を奪い、逃がさないように頭と腰に手を回しました

すると、そこへ執事の一松がゆっくりと入ってきます


「遅かったな、一松」

「仕方ねぇだろ、探すのに手間かかったんだよ」


嬉しそうにカラ松に擦り寄るAには見えぬよう、後ろの拘束具を隠しながらふたりは怪しく笑いました


END

白雪姫 【カラ松】→←シンデレラ『3』



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ミリア - 赤ずきんとシンデレラが面白いです! (2019年5月17日 17時) (レス) id: 529b85d986 (このIDを非表示/違反報告)
- いえい (2018年3月16日 14時) (レス) id: 54a07e1c3b (このIDを非表示/違反報告)
レリアーネ - ブッフォww∴(^ω^ )これはめっちゃ面白いし好きです!!イバラさん…いいセンスですねwww更新頑張ってください!! (2018年1月29日 1時) (レス) id: 599928d0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ナリサ♪(プロフ) - 同じく私も腹筋が天に召されました。面白かったです! (2017年3月25日 16時) (レス) id: fbc84b8596 (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん - 唐松さん流石だわwwwパンツって完全に自分の欲求満たすためな気がwwあ、腹筋が天に召された…次回楽しみに待ってます! (2017年1月13日 23時) (レス) id: 355f51d18b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イバラ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ecfed04be15/  
作成日時:2016年6月28日 18時

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