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一輪の深紅の花を掬い上げて私を飾り立てた貴方は、言った。
「おまえ、それ似合ってるよ。なんつ〜か、お姫様みたいでさ、いいんじゃね〜の?」
その言葉に、仕草に、私は初めての感情を抱いた。幼いながらに、彼に一目惚れしたのだと認めたのだけれど。
貴方への気持ちを伝えられる日は、遂に訪れなかった。あの日の言葉は、未だに呪いのように灼けついて離れない。
____なんて、残酷な世界。一度読み違えた物語は、もう二度と意思に沿えないのかしらね。
*
主に追憶軸のお話。
追憶ストーリーに対する自己解釈、一部過去の捏造など、ご注意ください。
更新は不定期です。
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