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「Aー、」





A「いっ…た!」









軽く頭を叩かれて、振り返るとふわふわ柔らかい笑顔を見せる伊野尾君がいた。





クラスメートである伊野尾慧君は、翼と同じく高等部から入ってきた人で、いつも適当なことばかり言っていて、どこか掴み所が無いけれど、常に教室に笑い声を起こしているような人だ。








人気がサッカー部員に集中してる我が校で、
地味な卓球部に所属しながら
彼らに劣らぬ支持を得ている稀有な存在でもある。









慧「ちょい来て。」





A「なに?」





慧「虹出てんの、ちょっとだけ。」









ほれほれ、と伊野尾君は廊下へと私たちを急かす。






廊下に出て窓の外を見ると、どんよりした灰色の雲の裂け目から漏れている光の傍にほんの欠片の虹が光っていた。





余程いつも空を見ていなきゃ気付かないような虹なのに、伊野尾君は綺麗な石ころを見つけた子供のように自慢げに誇らしく笑っている。





さしづめ私は見つけた宝物をすごいねー、と褒めてあげるお母さんといったところ。









慧「俺小学校のとき1回だけ完っ璧に半円の虹見たことあるー。」





A「へー、いいね。そんな綺麗なの見たことないかも。」





慧「何かの帰りだったんだけど、確か雨で何か中止になったんだよ。そん時めっちゃきれーだったよ。
まぁ何かあって泣きながら歩いてたってのは内緒ねー。」





A「あはは、自分から言っちゃってるし、何かが多過ぎて全然伝わんないー。」





慧「何か色々あったんだよ、察しろよー。」









なんでも楽しげにリメイクしてしまうのは一種の才能じゃないかと思う。





.

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設定キーワード:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 伊野尾慧,有岡大貴,薮宏太   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2018年7月8日 10時

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