私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？肆っ！【RKRN】

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『やはりお前の顔を見てると
もっと泣かせたくなるな』




「ひぃ…！？！！！？！！！！？！！？！？」




ギラギラとどこか怪しく光っているような目だと標的であるAは感じた
それにより体に寒気が走り引っ込んでいた涙もまたじわじわと溢れ出す

これには七松を興奮しているのか顔が赤くなり
今度はギラギラというようよりもキラキラと宝物を見たような顔をする





「お！そうだその顔だ！！
やはりお前にはその顔が似合う！！！！」





それは普通
『お前にはその笑顔が似合う』とか
少なくとも泣き顔に用いる文面ではないはずなのですが！？とAは感じたが
そんなこと普段の七松でも通じないのに
今のこの様子ならばますます通じるわけがないため
顔を近づけてきた七松から少しずつ距離を取ることに専念した


しかし、七松は距離を取るAには気づかずに今度は手を顎に添えて悩み出した





「うーーーーーーーーん
しかし、物足りないなぁ…
どうしたらお前はもっと泣いてくれるのだ？？



あ！さっきと同じことをすれば良いのか！！！！」


「やだ！！！！！！！いやですっ…！！！
お願いです…！！！やめてくださいっ！！！！」







先程の鍛錬と称した人間ジェットコースターを
もう一度Aに味わわせようとする七松に対してAは直ぐ様、防衛反応を取る







するとどうだろうか





七松はこのAの怯え泣いて自分に懇願している姿にゾワゾワと身震いし、表情は先程よりもさらに怪しく微笑む
つまりは高揚しているのだ





「私はお前の泣いた顔が好きだ！
ずっと見ていたい！
だから泣いてほしい！！！！！！！


お前には私の寵愛を受けてもらおう」
　

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」







これまで聞いたこともないようなAの絶句した叫び声が忍術学園中に響き渡り
忍術学園にいる生徒や職員達が「何事だ！？！？」と総出で集まり
事情を知った誰もがAのことを憐れんだが
【触らぬ神に祟りなし】と関わることを拒んだという





こうして
ここにドS七松小平太というAにとって
最悪な天敵が誕生し
Aは七松センサーという素早く七松から回避するため防衛措置を獲得したのだった

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