私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？肆っ！【RKRN】

18 ページ18

あの後、一年は組の何人かと一緒にサッカーをしてそこら中を駆け回っていた三治郎と虎若をなんとか見つけて、快く一晩だけ預かって貰えることはできた




けれど、少々面倒なことになっている

















乱太郎達…俺の後をつけてるなぁ？？？



いつもだったら気にするような相手でもないが
このまま後をつけられてAと一晩同じ部屋で過ごすことがあいつらにバレるのはまずい





なんでかなんて言わなくてもわかるだろうが
一応の補足として説明しておこう
なぜならあいつらは秘密にしてろ・黙ってろと言っても次の日には忍術学園中にその内容は広まってしまうからだ





そんなことになってみろ
女の子を自室に連れ込んだことで俺が怒られるのはまだいいが
それでAが怒られるのもあいつにとって不本意な噂が広まってしまうのは避けたい
例えそれが俺の都合が良いものであってもだ
それでAが傷つくところは見たくない










一年生相手に本気を出すのは大人気ないが




これも平穏にAとの幸せな時間を確保するためだ！！！！！！！悪く思うなよ！！！！！







角を曲がってあいつらの視界から俺が見えなくなった隙を狙って屋根へ登る


そうすればあいつらは予想通りに急いで俺の後を追いかけてはキョロキョロと周りを見渡して探している素振りをしている


「あれ！？竹谷先輩を見失っちゃった…！」

「結局なんで三治郎達に虫達を預けたのかわからないままかぁ〜！！！」

「ガッカリ…」



諦めた三人の姿を確認して俺はその場をこっそりと離れる




さて…ようやくあいつらの尾行もまけたことだし
まだ少しだけ残ってる虫達はどうするかなぁ〜…
生物委員会のメンバーは全員回ったし…












そうなると…
















「雷蔵！！三郎！！頼む！！


この子達を今晩だけ引き取ってくれ〜！！」












「あ、人違いです〜お帰りください〜」

「待て待て閉めるな！！！！！力強！？！！？
三郎〜！！！！！！！！！！！！！！！
おま…開けろっ！！！！！！！！！！！」

19→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す