私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？参っ！【RKRN】

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そろそろ泣き止みそうな私を見て
「だからこれくらい安いもんだって！な？」と彼は明るく笑い飛ばす


「ばか」と泣きながら言ってちょっとだけ彼を殴る


なんで殴られてるのに
そんな嬉しそうな顔してるんですか
もう…仕方がない人なんだから


なんだか泣き疲れちゃったのは
君のせいってことにしちゃうからね


「今はゆっくり休めよ
病み上がりに押しかけて悪かったな
ほら、もう横になろう」




彼は私を寝かせようと私の肩を取る
私はそれに対して「そんなに酷くないから大丈夫ですよ」と言っても

八左ヱ門くんは「保健委員がそんなことないって目で見てるぞ？」と数馬くんを指差す


うん…確かにこちらをジト〜と見ている…
泣き疲れて少し眠いし、ここは彼の言う通り寝ようかな



そう思って彼がかけようとしてくれる布団を私も手に取り寝る体制に入る

すると彼は「あ、そうだ」と何かを思い出す




「後で雷蔵達も見舞いに来るってさ
三郎がうるさかったら追い出してもいいぞ」

「そ、そんなことしないよ…！」




冗談混じりにそんなことを言い出す彼は
私を揶揄うように軽く笑った後は微笑み




「また来るな」



そう言って彼は寝ている私の頭をワシワシと撫でる


その手があまりにも温かくて心地よくて
今にも寝てしまいそうだ


彼の足音が遠のいていけばいくほど
私の意識も夢の彼方へと遠のいていった













しかし、そんな夢もいずれは終わるもの
でも目が覚めてもこれは夢なんじゃないかと思う出来事は現実で起きることもある












「あ、おはよう
って言ってもそんな時間じゃないんだけどね」

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