私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？参っ！【RKRN】

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「あ、八左ヱ門くん！」


彼が顔を出したのと同時に善法寺先輩の手が私のほっぺから離れ
無事に彼の名前をちゃんと呼ぶことができた
ちょっとほっぺ痛いけど




「っ〜〜！！！！！！！！」



八左ヱ門くんは私の顔を見ては苦しそうな顔をしたかと思えば










次の瞬間









「ぽげぇ！？！！？！！？」






私の奇声と共にズシっという重みと
関節が音を立てそうなくらい
ぎゅ〜！！！と彼に抱きしめられた



い、いたたた！！！痛い痛い痛い！！
こ、これ怪我悪化するかもしれないですよ！！
善法寺先輩！！！助けてください！！！！




善法寺先輩の方に視線で助けを訴えても
先輩はにっこりしながら立ち上がり
保健室の外へと向かいだす




え？？？先輩？？？？？
先輩ちょっと？？？？？？











「じゃっ！また僕はほんの少し用があって
保健室を空けるから！お目付役頼んだよ〜！」



「えっ…ちょっ…善法寺先輩っ…！！！！！！」








に












逃げられたぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！
あ、あの人逃げましたよ！！！！！！！
困ってる病人置いて！！！！！！！！！



いや、本人逃げるつもりじゃないんでしょうけど！！！！私困りますよ！？！！！？
あ〜〜〜〜！！！！
数馬くんもあわあわしてるよ〜〜〜！
ごめんねぇ〜〜！！！


私は善法寺先輩に見捨てられ
未だに八左ヱ門くんのすっごい力で抱きしめられて続けており、離される感じもしないので
解放してもらおうと必死に声を出す





「は…はち…八左ヱ門くん…あの…」











一度離してください









そう言うつもりだった











「無事で良かったっ…」












八左ヱ門くんの絞り出したような声を聞くまでは

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