かわいい4年生はもふもふもふもふとともに…【男主】

続き ページ18

潮江文次郎side


体力切れで腰が抜けてしまった瑠璃川に話しかけながら仙蔵達との合流を目指していた。

さっきまで話していたのに今は眠ってしまっている。子供みたいなやつだ…

さっきの戦闘中のやつと今俺の背中で眠っているやつが同じとは思えない…

もっと瑠璃川について知りたい…色んな表情がみたい…


はぁ…忍者の3禁が守れそうに無くなるとは…まだまだ俺も鍛錬が足りんな…


立花仙蔵side

俺たちは合流した。

タ｢珊瑚また無茶したんだ…体力切れには気を付けるって言ってたのに…｣

文次郎の背中ですやすや眠っている珊瑚。可愛い…

立｢文次郎。珊瑚をおぶるの変わるぞ？｣

タ｢僕が同室なので僕が変わります！｣

潮｢いや、変わらなくていい。｣

ほう…この場にいる全員が珊瑚をおんぶしたいと…

珊『ん？？むにゃむにゃ…はっ！！潮江先輩!!ごめんなさい!!すぐ降ります!!』


珊瑚は大急ぎで文次郎の背中から降りた。

潮｢巻物の保管庫にて敵忍者と交戦した。巻物は残念ながら…｣



潮江文次郎side


立｢何を言っているんだ？文次郎。懐に巻物を入れて持って帰ってきているではないか？｣


珊『ふふふ…完璧だ!!』

瑠璃川は艶のある黒い髪をさらりと流し任務後の仙蔵のように笑っていた。

立｢ん゛ん゛…あぁ、完璧だ!!｣

仙蔵は嬉しそうに瑠璃川の頭を撫でる。



俺は巻物を懐に入れた覚えはない…まさか瑠璃川があの囮をしていた隙に…

瑠璃川は俺と目が会うと、朱い目をいたずらっぽく細めると『しー』と口パクして口元に指を当てていた。


っっっ！！これが魔性ってやつか…

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