【第十六幕】カナの誕生日 ページ42
「いらっしゃい」
ギィ…
「おりょおりょ、じじぃのとこの孫達じゃ――ないかぇもうこんなとこくる歳になったのかい…通りな…妖怪だったらフリーパスだ」
ゴソ…
「ん?今…誰か連れてなかったかい?」
―――――
―――
ー
夜『本当に良いのかえ?兄様』
夜リ「あぁ、これで良いんだよ…こっちだぜカナちゃん」
カ「うわっ!」
どんちゃん
わっはっは
どんちゃん
わっはっはっはっは―――
「いらっしゃいませ―!!」
「御来店ありがとうございます!!」
「妖怪和風隠食事処「化猫屋」へようこそ!!」
カ「………!?」
夜リ「よう」
夜『久しぶりじゃのぅ皆の衆』
「ハイッお久しぶりです!お嬢!!」
夜リ「…お前来たことあんのか…?」
夜『うむ…2週間前くらいに暇だったもんだから遊びに来たんじゃ』
「お荷物お持ちしますね―」
カ「わっ!!あ…いえ…!」
キャ―――
夜リ「どうした?あんたが望んだことだろう?」
カ「え…そ、そうだけど(でもこんな所にくるなんて―――!?この人達に学校で助けられた時―――)」
―――――
―――
―
カ「待って!!あの…!」
ズキッ
カ「あ!!」
フワッ
夜リ「……足…ケガしてんのかい…?」
グイッ
カ「キャッ!!」
夜『ほぅ…((ニヤニヤ』
カ「あ…あの!!そんなつもりじゃ…」ブルッ
ブルブルブル
カ「ひぇえぇええ!?」
夜リ「『…』」
ニンギョウ「ガーガー……どーなった―?無事か――家長さ―ん」
カ「あ…ごめん清継くん…大丈夫…全然大丈夫だよ…妖怪じゃなかった」
ニンギョウ「え――?本当か…?うたがわしいなァ―」
夜リ「『……』」
カ「うん!もう帰ったから安心して―」
ニンギョウ「……まさか…またあの御方々に助けられたんじゃないんだろうね――」
カ「え!?」
ニンギョウ「いや…君ばっかり出会うからさ―まぁ無事ならいーけどね!」ガチャ…
カ「私ばかり…?(そうよ…私……この人たちに色々きかなきゃ…知りたいことが山程あるの…)あの!!あなた達って…ひゃっ!?」
フワァッ
トンッ
カ「そ…空飛んでる――!?」
夜リ「家におけるだけだぜ?こっち…だよな?」
夜『なにを言っておる兄様、カナの家はこっちじゃ』
カ「いや…!」
夜リ「『?』」
カ「お願い…もうちょっとだけ一緒に…あなたのこと…もっと…教えて下さい!!」
夜『…ふむ…妾は邪魔かのぅ…兄様先に帰っておるぞ』
カ「あの!あなたもあなたのことも教えてください!」
夜『…良かろう…』
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妖狐(プロフ) - ありがとうございます!!頑張りますね(`・ω・´)キリッイメ画はすみません…新しいの描いて載せたいんですけど…ね?載せ方忘れちゃって…… (2017年8月2日 7時) (レス) id: e0966900d0 (このIDを非表示/違反報告)
リンリンリンゴ - とても面白いです( ≧∀≦)ノ大好きです。頑張ってください( ´∀` )b。あと、イメ画が見れなくてちょっと残念です。無理を言ってすいませんm(_ _)m (2017年8月1日 23時) (レス) id: ffd5bf9e48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バカガール x他1人 | 作成日時:2017年1月27日 22時