壱 ページ2
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〇月✕日、△曜日、天気:??
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今日もまた大王殿がやらかしました
鬼灯殿がご立腹でした。やれやれ
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ドガァン!
『わ』
一体誰ですか……?
こんなに大きな音を立てて……
ほかの鬼たちに迷惑でしょう……
仕事部屋から私の相棒の武器、木刀を持ち
そのまま大きな扉を蹴っ飛ばした。
『騒がしいですよ、何ごとですk──』
「た、助けて!」
『閻魔殿?どうされました?』
彼は、地獄の10人の裁判官の一人で、
世間で閻魔大王と呼ばれているお方です
亡者を裁く時以外は、別人かのように
のほほんとしてます
「鬼灯くんをどうにかして!」
『え?……』
今回は一体何徹したんですかね……
ひょっと閻魔殿の後ろを覗き見ると──
あらまぁ、禍々しい気を放ってますね
『鬼灯殿』
「、鈴さん」
『落ち着いてください』
背の高い彼の頭をそっと撫でた
するとあの禍々しい気はすぐに収まり、
ピリピリと痛かった空気も少し和らいだ
『ほかの鬼たちが怖がっています』
「すみません、取り乱しました」
『少しは休んでくださいね?』
ふぅ、今回はまだまだ軽いほうですね
ひどい時は私が来ても無駄ですからね
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作者名:黒がみ | 作成日時:2018年4月23日 13時