【d!】君の事が本当に嫌いでした。

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そんなこんなで2週間が過ぎた。 過ぎてしまった。

未だ勉強会は続いている。毎日放課後に、本当にマメなやつだ。

割と覚えのいい捏島はどんどん問題を解けるようになっている。…とはいえ、まだまだ高得点を取れるわけじゃない。私は只々正面に座って勉強をするだけだ。そろそろなんの為にいるのか分からなくなってきている。別に帰ってもいいんじゃないだろうか


「…なあ、次のテストいつやったっけ？」


「…あー…来週の木曜？」


「そか」



そう、既に私たちはテスト期間真最中である。
進路がかかっているため、大体同学年の人間は頭を抱えながら勉強にのめり込んでいる。まあそんな中でもカラオケやらショッピングやら、現実逃避をする輩もいる。

…私の中では、本来こいつもそういう輩の一部なのだが、どうもそういう訳では無いようだ。
人は見かけによらないとは、その通りである。


私は元々勉強が好きだから、テスト"期間"は苦じゃない。…勘違いしないで欲しいところだが私が好きなのはテスト"期間"であってテスト本体ではない。テストなんか消えてしまえばいいとさえ思っているくらいだ。




そんなこんなで、テスト期間を過ごしている




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