第二十一話_夜風 ページ22
炭治郎side
騒がしい蝶屋敷に着くと、音柱の宇髄さんがアオイさんとなほちゃんを抱えていた
何事…？と思い、事情を説明してもらった
なんでも隊士が必要で、二人を連れていこうとしたと
アオイさんの代わりに俺たちが行くと言うと、宇髄さんは案外あっさりと了承してくれた
そして今は藤の家に向かっている
藤の家で色々と準備をした後、鬼の棲む遊郭に行く
遊郭とはどのような場所だろう……
.
『潜入、ですか？』
宇「ああ、俺の嫁を探してもらう」
まさかの潜入捜査…頑張らないとな
潜入ということは、期間が長くなったりするのか？
Aさんとなかなか会えそうにもないな…
今日の夜、外に出たらAさんに会えた
なんてこと起きないだろうか
特別約束をしている訳でもないし、文通している訳でもない
それに、Aさん自身が俺に会いたいって思ってない可能性もあるし…
善「炭治郎…炭治郎！！」
『え！？』
猪「お前大丈夫か？すげぇ変な顔してたぞ」
『あ、ごめん…実はさ、夜明け前にAさんと会ったんだ』
善「そうなの！？ああなるほどね、Aさんと会った時の事を思い出していたと！はぁーいいなあ炭治郎ばっかりAさんと会えて！あーー羨ましいわ！！！」
『はは…また会えないかなって思ったけど、文通も何もしてないしな〜と思ってさ』
猪「ぶんつう？なんだそれうめーのか」
善「食べ物じゃねーよ！手紙だわ！！今度Aさんに会った時に文通しませんかって聞いてみよ！！」
『いいなそれ！』
善「炭治郎お前はダメだ！！」
『何でだ！？』
.
あれから善逸は「うふふ、あはは〜」とか言って脳内お花畑みたいな感じだった
宇髄さんに気持ちわるって言われても何も気にしてない
文通とか言わなきゃよかったかな…
善「あれ、炭治郎どこ行くの？寝ないの？」
猪「明日から潜入だぞ！」
『ああ…ただちょっと、夜風に当たりたくて…』
善「夜風？お前そんなキャラだったか…？」
猪「何言ってんだ？」
『と、とにかく！すぐ帰ってくるから、先に寝てていいぞ』
善「……わかった」
猪「変だなアイツ」
.
夜風に当たりたいというのは嘘ではない
ただ…初めてAさんに会った時に、Aさんは夜風に当たりたかったから外に出ていたと言っていた
だから会えないかな、なんて
この気持ちは、何なのだろうか
.
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あやみん - 童磨最高!!!!逢引ありがとうございます (2020年5月13日 11時) (
レス) id: ac50c68a33 (このIDを非表示/違反報告)
さいころ(プロフ) - リモルさん» ありがとうございます！(; ;) (2020年5月11日 0時) (レス) id: 60cbf0898d (このIDを非表示/違反報告)
リモル(プロフ) - 更新頑張ってください！応援してます！ (2020年5月10日 21時) (レス) id: b2aae06043 (このIDを非表示/違反報告)
さいころ(プロフ) - えぬいーさん» わわわ嬉しいですうううありがとうございます！頑張れます！！ (2020年5月2日 20時) (レス) id: 60cbf0898d (このIDを非表示/違反報告)
えぬいー - こういう小説待ってました!更新めっっっっちゃ楽しみに待ってますね!!頑張って下さい！ (2020年5月2日 14時) (レス) id: e659538054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さいころすてーき | 作成日時：2020年3月27日 1時
