第4話 ページ5
猫隠Aside
『ねぇー、本当に私ここ泊まるの?』
銃「今更帰ったって遅いだろ」
『いや、いつも遅いけどさ…』
はぁぁ……嫌な気はしないけど学校遅刻しないか心配だし、何より……
『…私、私物何も持ってきてないんだけど?タオルとか、着替えとか』
銃「あーーー………コンビニで買え」
『じゃあ、お兄さん買って』
銃「………逃げるなよ」
『わかった!』
逃げるって言ったって、道わからないし!!
あと、私をそんなに逃がしたくないのは何でなんだろう?
________
少し時は経ち、私は風呂から上がって髪の毛も乾かし終わって、寝ようと思えば寝られる状態
ちなみにお兄さんはまだ風呂
私あれなんだよね、前髪ある人がオールバックしちゃったり、オールバックしてる人が前髪作っちゃったりするの見ると、すっっっっごいときめくんだよね!
お兄さんのお風呂上がりはどうなってんだろ…
( ガラッ
考えてると、風呂場のドアが空いた音がした
『おっ…お兄さん、おかえ………り…』
銃「あ?まだ寝てなかったのか、別に寝てていいって言っただろうが」
『え……あー、そ、そんなこと、言ってた気がする……ははっ…』
ちゃんと着替えてから出てきてよ!!
刺激強すぎる!!!!!
上半身丸出しの風呂上がりで前髪みたいなのができてる、おまけに拭ききれてない水…髪の毛からも垂れてるし
こう見えて私、男の人とそういった遊びしたことないから!!!人の気も知らずに堂々と私の目の前に現れやがって!
『く、くそ〜〜!』
銃「どうしたいきなり」
『あぁいや、何でも………あのさ、』
銃「なんだ」
喉が渇いたのか、冷蔵庫の前で水を飲み始めた
『何で、私のこと帰さないの?何か理由あるでしょ?』
銃「……」
そう問いかけると、水を飲むのをやめた
不思議にお兄さんの背中を眺めていると、こちらへ歩いてきた
銃「…惚れたって理由だけじゃ、足りないか」
『…!!』
お兄さんは私をゆっくり押し倒した
私が座っている場所はベッド
背中に、柔らかくて心地よい毛布の暖かさが伝わる
『…お、お兄さっ…』
銃「銃兎」
『っ…』
銃「ほら、呼べよ」
『!じゅ……銃兎…んんっ』
私が名前を呼べば、すぐに…銃兎はキスをしてきた
離れては角度を変えてまたしてくる
顔が、体が、暑い、脳が溶けそう
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あーる(プロフ) - 【彩北】さん» 私も友人にとても感謝してます!w (2019年3月16日 15時) (レス) id: 3671a02ba7 (このIDを非表示/違反報告)
【彩北】(プロフ) - あーるさん» コメントありがとうございます!そして、その友人様にも感謝致します!更新、なんとか頑張ります!。 (2019年3月11日 23時) (レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
あーる(プロフ) - 友達から教えてもらいました。とても面白いので更新待ってます! (2019年2月26日 17時) (レス) id: 3671a02ba7 (このIDを非表示/違反報告)
【彩北】(プロフ) - 宏さん» コメント、そして励ましのお言葉ありがとうございます!なんとか頑張ってみせます…! (2018年12月25日 17時) (レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
宏 - 更新頑張ってください。 (2018年12月7日 16時) (レス) id: 9662c35193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:【彩北】 | 作成日時:2018年11月8日 17時