サクラ咲く7 ページ9
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ついにきた登校日。
『一期?準備はいい?』
「はい。参りましょう。」
リムジンに乗り、九十九学院に向かう。
『クラスは私と同じ特進クラス。席は仕えるお嬢様の隣。私の席は真ん中の列の一番後ろ。』
「承知しました。」
『とはいえ、一期は水晶ランクだから私達授業免除になるのよね。』
「免除?」
『水晶ランクの執事は個人教師として認められていてね、授業を受けなくても執事から教われば良い措置があるの。』
すると一期に苦手な教科を聞かれた。
『日本史…』と小さな声で答えると、苦笑いされた。思わず視線を下げる。
仕方ないよ、年号とか改革とか覚えきれない!
「では、日本史だけ授業免除に致しましょう。私がお教えしますから。」
『分かった…。』
学院に到着し、一期と職員室で別れると教室へ向かう。
人が少なく静かな教室の自席に座り、いつも通り本を読む。
「おはよぉ〜。泉道寺さん。」
『…おはようございます。ブターナさん。』
しばらくしてやってきた2人…ブターナさんと赤月…くん。
「あれー?まだ執事を雇ってないの?ごめんねぇ、昴は豚子の執事だからぁ♡」
うぷっ…。
吐き気がこみ上げてきたがなんとか耐えた。
そして酷い匂いだ。香水を付けすぎている。
クラスメイトが教室の窓を躊躇無く開けているのを横目に話を続ける。
『大丈夫。もう雇ったから。』
「……!?」
「へぇー。そうなんだぁ。執事ランクはぁ?」
答えようとしたが、担任が入ってきたので話を切り上げた。
そして昴…赤月くんの顔を見ることなく、朝のHRが始まった。
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イクト(プロフ) - 長い間お待たせしました。実は妹から「一期にこの台詞(題名)言わせて!」と頼まれ、悩みに悩んだ末の最後のシーン(考えること約1ヶ月半)。正直やりきった感でいっぱいです。(泣) (2017年11月22日 23時) (レス) id: a5c85148ff (このIDを非表示/違反報告)
ちゃあちやん - ヤバイ。一期〜!!!カッコいい///このかっこよさに溺れる...。 こんな神作品に出会えて幸せすぎる 少しづつ更新頑張って下さい!続き楽しみに待ってます! (2017年9月3日 0時) (レス) id: 0568748180 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんにちは。9話の何ヶ所か赤月が暁になってますよ。
ここお嬢様学校なのに挨拶が「ごきげんよう」でもエレガントな敬語で会話でもないのですね(笑)。
執事も敬語とかじゃない人もいるみたいですし。
設定とか『メイちゃんの執事』を思い出して懐かしくなりました。 (2017年8月29日 12時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 更新待ってました!!いち兄めっさイケメンですな!?!?お覚悟と言われた瞬間意識が飛びかけました←更新頑張ってください!応援してます! (2017年8月24日 12時) (レス) id: 215900ac93 (このIDを非表示/違反報告)
悠紀(プロフ) - え...やば...いち兄イケメンすぎ...更新頑張ってください!続きが気になります!! (2017年4月4日 16時) (レス) id: add63ccc21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イクト | 作成日時:2016年8月3日 1時