【刀剣乱舞】必ずお守りします【一期一振】

サクラ咲く6 ページ8

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そして次の日、私は一期と一緒に世界執事認証協会日本支部に試験を受けに来た。



私は一期が試験を受けている間、別室にて待機。持ってきた本を読んで時間を潰していた。



……学校休んだから勉強が心配(特進クラス)



『…一期遅いなぁ。』


「お呼びですか？」


『ﾋｮｴ!?』


「(ﾋｮｴ？)A殿お待たせしました。」




後ろを向けばニコニコ顔で立っている一期。何時からそこに……。




「１０分ほど…ですな。」


『え、声掛けてくれれば…。』


「集中しておられたので。あ、試験は合格致しました。これがランクバッチだそうです。」



そう言って差し出されたのは




世界でも10人と満たない、優秀と認められた執事だけが持つことを許される【水晶バッチ】だった。





…………






………






……






…





『一期、これもらう時に何か言われた？』


「？…はい。”おめでとうございます。”と満面の笑みで。」






思わず頭を抱えた。薄々勘づいてはいたのだ。


流石祖母を育て上げ、泉道寺家の全盛期を支えた人だ。認めざるを得ない。





「お顔が優れないようですが？」




あなたのせいです！なんて言えるはずもなく、大丈夫と言った。





「A殿帰りましょう。」


『はい。』








廊下を歩いていると右手が何かに包まれた。



視線を下げると一期の手で、私の手を包むように握っていた。思わず視線を上げると



「行きに転びかけましたからね。手を繋げば安心です。」



『あ、ハイ。』








その帰り、私のカバンをひったくろうとした犯人を数秒で捕まえた彼に野次馬が拍手喝采した。



私？ひったくり犯に同情したよ。
いや、だってさ…。



片腕捕まれて後ろ向いた瞬間「お覚悟！」と言って顔面に一発、鳩尾に一発からの回し蹴りだよ？




蹴られた勢いで犯人コンクリートの壁に頭打ったからね？




間近で見た私の身にもなって。






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