サクラ咲く4 ページ6
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乱暴に書斎の扉を開いた私は机に向かって仕事をするお父さんの元へ一直線。
「A静かに開けなさ『刀から人が出てきた！』…よほど赤月くんのことがショックだったんだね。」
『違う！本当に！ほらこの人！』
そう言って一期という人を前に出す。
すると、お父さんは目を見開いて
「一期さん！？」
『へ？』
「おや？和哉殿では？」
『え！？何…知り合い！？』
私が一番訳分からんのだが……。
【数分後】ﾊﾟｯﾎﾟｰ
『つ、つまり…。
一期さんは数十年前に当主だった祖母の元執事で、その息子であるお父さんを知っている。
更に家宝のこの刀の付喪神、ってこと？』
「そうですな。」
『神様が執事って…;;』
「一期さんはとても優秀な執事だったんだぞ。」
「いえ、それほどでは…。」
「そうだ！一期さんが良ければ、Aの執事になっていただけませんか！？」
『え？』
待て。待て待て待て待て。
神様従えるとか無理だ！罰当たりそう！！
てか、こんな美男子隣にいたら私のメンタル崩壊する！
「よろしいですよ。」
「本当に！？ありがとうございます！」
『え、ちょ…。』
「改めまして、一期一振と申します。
粟田口吉光の手による唯一の太刀。末永くお傍で誠心誠意、仕えさせて頂きます。主殿。」
『あ、はい！Aです！よろしくお願いします！』
今日、私に(強制で)新たな執事が付きました。
「あ、一期さんにも学院に通ってもらう事になるから執事ランク試験を受けないと。」
「？…執事ランク試験とは？」
「数年前にできた制度でして、その執事の実力を一目で理解できるシステム…ですかね。
Aの通う九十九学院はその試験を受けることが義務付けられていまして。」
「なるほど。その試験を受けなければならないのですな。しかし私の執事の知識は数十年前のもの。通用するか聞かれれば…。」
「特に問題はありませんよ。分からないならAが教えてあげたらどうだい？」
『え？べ、別に構わないけど…。』
「では、お言葉に甘えて。」
……頑張れ私。
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あずきいろ
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イクト(プロフ) - 長い間お待たせしました。実は妹から「一期にこの台詞(題名)言わせて！」と頼まれ、悩みに悩んだ末の最後のシーン(考えること約１ヶ月半)。正直やりきった感でいっぱいです。(泣) (2017年11月22日 23時) (
レス) id: a5c85148ff (このIDを非表示/違反報告)
ちゃあちやん - ヤバイ。一期〜！！！カッコいい///このかっこよさに溺れる...。 こんな神作品に出会えて幸せすぎる 少しづつ更新頑張って下さい！続き楽しみに待ってます！ (2017年9月3日 0時) (レス) id: 0568748180 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんにちは。９話の何ヶ所か赤月が暁になってますよ。
ここお嬢様学校なのに挨拶が「ごきげんよう」でもエレガントな敬語で会話でもないのですね(笑)。
執事も敬語とかじゃない人もいるみたいですし。
設定とか『メイちゃんの執事』を思い出して懐かしくなりました。 (2017年8月29日 12時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 更新待ってました！！いち兄めっさイケメンですな！？！？お覚悟と言われた瞬間意識が飛びかけました←更新頑張ってください！応援してます！ (2017年8月24日 12時) (レス) id: 215900ac93 (このIDを非表示/違反報告)
悠紀(プロフ) - え...やば...いち兄イケメンすぎ...更新頑張ってください！続きが気になります！！ (2017年4月4日 16時) (レス) id: add63ccc21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イクト
| 作成日時：2016年8月3日 1時
