5話 ページ7
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アズール「いやあ、それにしても驚きましたよ。まさか、成人女性が生徒として通うことになるなんて。」
寮に案内してもらっている途中で、アズくんがそんなことを言った。
「まあ、この歳で学生をするなんて、ボクも思ってなかったよ。それと、性別のことは黙っててよね。バラしたら目玉取るよ。」
アズール「なぜ目玉限定なんですか…。」
「いいじゃん、別に。」
アズール「まあ、いいですけど…。」
そんな話をしながら着いた先は、7つの鏡がある部屋だった。
鏡舎というらしい。
そのうちの一つをくぐると、なんと海の中だった。
不思議なことに息ができている。
アズール「さあ、ここがオクタヴィネル寮です。寮生達が従業員の、モストロラウンジという店を運営しているんですよ。」
「へえ。なら、ボクも働く感じ?」
アズール「ええ、もちろんですとも!監督生さんの話によれば、あなたはショーレストランで働いているそうじゃないですか。
それなら、接客業は慣れているでしょう?それに、先程のあの対応…素晴らしい!是非とも働いてもらいたい!」
なんか、急に胡散臭さが増したな。
まあ、これくらいが一番接しやすいしいいけど。
「まあ、働くには働くけどさぁ。多分、スターレス風の接客になっちゃうけど、それでもいい?」
アズール「先程のような感じですか?」
「そうそう。ホストっぽい感じ。」
ミズキに言ったらキレられそうなワードナンバーワンだな。
アズール「全く問題ありませんよ。むしろそっちでお願いします。」
「しょーち。」
?「あれぇ〜?アズール、そいつ誰ぇ〜?」
奥の方から、なんか気の抜けた甘い声が聞こえてきた。
そっちの方を見ると、水色の髪に黒メッシュが入っている長身の双子がいた。
いや、もう見ただけで双子だってわかるくらい似てる。
アズール「今回の緊急寮長会議の議題だった、扉から出てきた異世界の方です。1年ですが、年齢は僕達より年上なので、そこら辺はわきまえるように。」
「ラティだよ。よろしくね。」
フロイド「ふーん。フロイドでぇす、よろしくね♡ニセスズメちゃん。」
ニセスズメ???
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ユノン - 更新は無理せずゆっくりでいいですよ。 (3月19日 7時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 七瀬さん» 分かりました、楽しみにしてます! (3月18日 17時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - ユノンさん» 良かったです!夜光とデュースの件、了解しました! (3月16日 19時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - イラスト見ましたとても良かったです (3月12日 17時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 七瀬さん» 夜光を出して欲しいです、夜光とデュースの絡みが見てみたいです! (3月12日 16時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬 | 作成日時:2022年6月28日 23時