サッカーってこんなに物騒でしたっけ？【イナオリ】【呪術廻戦】 (ページ13)

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無敵ヶ原富士丸ページ13

しばらく不動さんと話していると、監督が稲森くん、氷浦くん、灰崎くん、基山くんを連れて来た。

趙「ネビュラさーん！不動くーん！皆さんと一緒にお使いに行ってきてくださーい！」

「お使い…ですか？何を買うんです？」

稲「えっと…アイスです…。」

「冷やした方がいいのは監督の頭のようですね。」

灰「それ遠回しに頭沸いてるって言ってんだろ…。」

バレました。

てへっ。(棒)←

趙「とにかく、行ってきてくださーい。これは監督命令です。」

「はぁ…。わかりましたよ。」

恐らく、監督にはなにか考えがあるのだろう。

とりあえず行くか。

不「なんで俺たちが使いっぱしりなんだよ。」

アイスを買い終わり帰っている途中、不動さんがそうボヤいた。

稲「まあまあ。監督のことだから、これにもきっとなにか…。」

「ﾋﾟｸｯ…ああ、そういう事か。」

タ「え？」

「ああ、なんでもないですよ。」

前方から子分くんの気配とボールの音が聞こえてきた。

子分くんに鍛えてもらうということですね。

灰「監督が夜食べるアイスを買いに行くことに意味があると思えんがな。」

タ「確かに。」

氷「例によって、監督の指示は絶対だ。」

その時、子分くんがボールを氷浦くんに向かって蹴った。

氷「誰だ！」

子分？「ああ、そこにいるのはテレビに出てたサッカー日本代表の選手のみなさんじゃないですか。」

おや珍しい。

被り物をしてないんですね。

不「お前誰だ？」

不動さんが問うと、子分くんはボールを軽やかに蹴り、不動さんの腹に命中させた。

「へえ。ﾆﾔｯ」

その後、子分くんはあっという間にみんなを翻弄した。

不「お前は何もんだ！！」

無「僕の名前が知りたいのか。僕は無敵ヶ原富士丸。君たちのようなダメ選手がFFIに出て、日本が恥をかかないように、ここで全員再起不能にしてやるよ。」

そう言ったや否や、ラフプレーをして皆さんを攻撃していく。

皆がへばってしまった時に、子分くん…じゃなくて、無敵ヶ原くんが私の方を向いた。

無「ねえ、君はやらないの？」

「やりませんよ。」

無「へー。もしかして、僕と勝負するのが怖いの？」

…これはお灸を据える必要があるな。

私は無敵ヶ原くんに背負い投げをしかけた。

無「うわっ！何するんだ！！」

無敵ヶ原くんが転んだ時に転がってきたボールを無敵ヶ原くんの顔面スレスレにシュートして地面にめり込ませた。