天使系悪魔くの一

てんしがよんじゅうににん ページ44

続き

ﾀｽﾞﾅ「1年ほど前じゃ。そんな奴が波の国に目をつけたのは。財力と暴力を盾に入り込んできた奴は、あっという間に島の全ての海上構図、運搬を牛耳ってしまったのじゃ。波の国のような島国で、海を牛耳るということは、富と政治、人全てを支配するということじゃ。そんなガトーが唯一恐れているのが、かねてから建設中の橋の完成なのじゃ。」

ｻｸﾗ「そっか、それで橋を作ってるオジサンが邪魔になったってわけね。」

ｻｽｹ「じゃあ、この間のあの忍者たちはガトーの手の者。」

ｶｶｼ「しかしわかりませんねェ。相手は忍すら使う危険な相手。何故それを隠して依頼されたのですか？」

ﾀｽﾞﾅ「波の国は超貧しい国で、大名すら金を持っていない。もちろんワシらにも金はない。高額なＢランク以上の依頼をするような金はない。まァお前らが任務をワシの上陸と同時に取りやめれば、ワシは確実に殺されるじゃろう。家にたどり着くまでの間にな。」

名前『そんな…！』

ﾀｽﾞﾅ「なァに、気にする事はない。ワシが死んでも8歳になる可愛い孫が泣いて泣いて泣きまくるだけじゃ！！！」

と、楽しそうに言う。

ﾀｽﾞﾅ「あぁ、それにワシの娘も木の葉の忍者を一生恨んで恨んで恨みまくって寂しく生きていくだけじゃ！！！」

名前『うう…』

ﾀｽﾞﾅ「やァなに、お前たちのせいじゃない！」


一同「うーん…」


名前『先生！続けましょうよ！！放っておけないですよ！！』

ｶｶｼ「ま、仕方ないですね。護衛を続けましょ。」

ﾀｽﾞﾅ「おお！それはありがたい！！」(勝った(￣ー￣)ﾆﾔﾘ)

男性「もうすぐ到着だ。タズナ、どうやらここまでは気づかれてないようだが。」

ﾀｽﾞﾅ「すまんな。」


暗いトンネルのような場所を通る。

名前『せんせぇ、暗いし静かにしなきゃいけないし怖いよ…』

ｶｶｼ「名前は怖がりなの？可愛いねぇ。手、繋ぐ？」

名前『いいんですか！？』((ヾ(･ᴥ･｡)ﾌﾘﾌﾘ

ｶｶｼ「どうぞ」(犬みたい笑)

ぎゅ

名前『せんせ、ありがと！』

ｶｶｼ「どういたしまして♡」

ﾅﾙﾄ「カカシ先生ってばずるいってばよ！！」

ｻｸﾗ「静かにしなさい！！」

ｻｽｹ( 名前のやつ、なんで俺を頼らねェ。あークソ。なんだこれは？？かき乱される。)

暗いトンネルのようなところを出ると、霧は晴れ家々が見えるようになった。

男性「俺はここまでだ。それじゃあな。」

ﾀｽﾞﾅ「あぁ、超悪かったな。気ぃつけろ。」

男性は行ってしまった。

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