After Story �� ページ45
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mg［助けてください！］
「え…？」
mg［阿部ちゃんが…］
そんな電話がかかってきたのは、つい一時間ほど前のことだ。その緊迫さに俺も焦りを感じ、話を最後まで聞かずに急いで彼の家まで足を運んだ。
朝早くにかかってきた電話。それだけでも不安を煽るのには十分な要素なのに、あの声によってさらに増幅されてしまった。
「目黒！阿部は！？」
mg「こっちです。」
インターホンを鳴らし、部屋の中へと入れてもらう。先程よりも少し落ち着いた声に、寧ろ何が何だか分からなくなりそうだった。それもそのはず…
ab「あれ？舘さん？めめが呼んだの？」
mg「うん。舘さんなら大丈夫だと思って。」
普通に話している彼。柔らかい笑みを浮かべる俺を呼び出した張本人。あそこまで焦っていたのは、俺だけ？
「…目黒。」
mg「はい。」
「どういうことか、詳しく聞かせてもらおうか？」
話を聞いて分かったのは…
�，泙此�彼はただの風邪だということ
��過保護な彼はこの後仕事が入っているということ
��思っていたよりも高かった彼の熱にパニックになり、思わず俺に電話をかけたこと
杞憂、その一言に尽きる内容だった。俺が思わずこぼしてしまったため息を聞けば
mg「すみません…色々頭の中がごちゃごちゃしちゃって。それに、舘さんなら頼りになると思って…。」
まるで怒られた子犬のようにシュンと凹む彼。さすがにそこまで俺は鬼ではない。朝も起きていた時間だったし、今日は仕事もない。そうなれば言うことはたった一つ。
「分かった。俺が阿部の面倒見ておくよ。」
mg「…本当ですか？」
「ああ。ただし、仕事はきちんと集中してやってくること。」
mg「分かりました！」
少し寂しげに、彼に出かけることを伝える過保護すぎる彼。扉が閉まる音を聞いてから、俺は彼に向き直って話しかけた。
「阿部、調子はどう？」
ab「良いとは言えないかな。頭重くて痛いし、暑くてだるいから。」
「朝ご飯は食べた？」
ab「ううん。」
「じゃあ一応お粥作るね。」
ab「あ、舘さん。前に照に教えたやつ作ってよ。」
「はいはい分かったよ。」
声を聞く限り、思っていたよりも元気そうだ。ただ、彼は我慢をする癖がある。今のも敢えて明るめに声を出したのだろう。
まあそれ以前に、甘えられている時点でそこまで心配はしていないが。
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Ju(プロフ) - 玖黎さん» SNSしておられたらフォローしたいな…と思っておりました、IDが載せられないのでやはりしておられなかったんですね（;;）キリンのように首を長くして待っていたので読者として私も安心です。主さんのペースで、頑張り過ぎないで下さい。また感想綴りにきます^^ (2021年6月9日 2時) (
レス) id: daebecd63d (このIDを非表示/違反報告)
玖黎(プロフ) - Juさん» ありがとうございます、そのお言葉がとても嬉しいです！SNSをやっていない為リアルタイムで皆様の感想を聞けない分、不安もありましたが無事完結させることが出来て私もほっとしております。この先も、応援していただけると嬉しいです！ (2021年6月8日 20時) (レス) id: 02deec9f9d (このIDを非表示/違反報告)
Ju(プロフ) - コメント失礼致します。完結おめでとうございます！mmabの中で唯一待ち続け、更新中に何度も読み返し更新されては直ぐに読む！を繰り返した作品なのでとても嬉しいです。本編終了後も未だ続くと聞いて興奮が冷めません、とっても楽しみにしています！ (2021年6月8日 18時) (レス) id: daebecd63d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玖黎 | 作成日時：2021年2月7日 18時
