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何はともあれ、彼らにすんなりと受け入れてもらえたことに俺は安堵した。
でもまさか、全員に知られていたとは…。うちの最年少の感が良すぎるだけかと思っていたけど、彼が言っていた通り俺達が分かりやすいだけなのかもしれない。
tr「ねえねえ、ちなみに告白ってどっちから？」
「えっ！？」
ky「いいねそれ、興味ある！」
純粋そうなキラキラとした目を、まるで兄弟のような二人から向けられる。断れる…訳がない…。
「一応…お、俺から…か、な？」
そう伝えると少しだけ静まった楽屋。…俺変なこと言った？
jr「…目黒、そこに座りなさい。」
mg「…はい。」
jr「…そこで男見せないでどうすんだよ！」
mg「う゛…心が痛い。」
何だか樹が彼を叱り始めた。一体…何なんだろう？ジェシーはそれを見て大笑いしている。
hk「あの様子だとマンズ兄さんたちにその事言ってないでしょ？」
「え？…うん、聞かれてないし。」
yg「知られたらきっと荒れるなぁ…。」
「え、まじで？」
二人からまるで“お前はもうちょっと自覚した方がいいよ”と言わんばかりの視線を向けられる。…いや、ごめん。分からない。
ky「ま、二人が幸せならそれでいいんじゃないの？」
js「そうだよね〜。」
tr「結局俺たちに口出しできることじゃないし。」
yg「二人の人生は二人のものだし。」
hk「こっちとしても変な気を遣うつもりはないし。」
jr「俺たちとしては祝福の気持ちしかないから。」
俺たちは…本当に、素晴らしい仲間に恵まれた。その言葉を聞くだけで、俺は涙が零れそうになる。
「じゃあそろそろ帰ろっか。あんまり長い時間お邪魔しちゃ悪いしね。｣
mg「うん。それじゃあ、俺たちはこの辺で失礼しますね。」
お互いに挨拶をして楽屋を出ようとすると、誰かが俺の手首を優しく掴んだ。
「…きょも？」
ky「阿部ちゃん、すごくいい顔してる。」
「え？」
ky「一時期すっごく幽霊みたいに顔色悪かったけど、今は幸せな顔してる。だから、幸せになってね！」
「うん、ありがとう！」
この短期間で俺は、どれだけたくさんの優しさに触れてきたことだろう。自分の気持ちで精一杯になって気付けていなかったことが、もったいなく感じる。
「またね！」
もう一度彼らの顔を見ると、何だか“彼ら”も祝福してくれているような気がした。
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Ju(プロフ) - 玖黎さん» SNSしておられたらフォローしたいな…と思っておりました、IDが載せられないのでやはりしておられなかったんですね（;;）キリンのように首を長くして待っていたので読者として私も安心です。主さんのペースで、頑張り過ぎないで下さい。また感想綴りにきます^^ (2021年6月9日 2時) (
レス) id: daebecd63d (このIDを非表示/違反報告)
玖黎(プロフ) - Juさん» ありがとうございます、そのお言葉がとても嬉しいです！SNSをやっていない為リアルタイムで皆様の感想を聞けない分、不安もありましたが無事完結させることが出来て私もほっとしております。この先も、応援していただけると嬉しいです！ (2021年6月8日 20時) (レス) id: 02deec9f9d (このIDを非表示/違反報告)
Ju(プロフ) - コメント失礼致します。完結おめでとうございます！mmabの中で唯一待ち続け、更新中に何度も読み返し更新されては直ぐに読む！を繰り返した作品なのでとても嬉しいです。本編終了後も未だ続くと聞いて興奮が冷めません、とっても楽しみにしています！ (2021年6月8日 18時) (レス) id: daebecd63d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玖黎 | 作成日時：2021年2月7日 18時
