After Story �� ページ33
※今回のお話は新型ウイルスの表現が少し入ります。
noe side
ab『一旦休憩しよっか。』
「そうですね。」
今日は、尊敬している先輩…彼とのクイズの特訓。最近では俺のクイズ番組の仕事が増えてきたこともあって、久しぶりに二人でどうかと誘われていた。
残念ながらリモートでの開催となってしまったけど、ジャニーズクイズ部としてではない今回は、なんだかまだ彼のことを独占していた頃のことを思い出す。
「久しぶりに二人で」という言葉に違和感は感じなかった。…最初は。
画面越しの彼はソワソワとした雰囲気を隠せていない。何か…ある。直感的にそう思った。
と同時に、この前事務所で彼とメンバーのテクノカットの彼が一緒に歩いているところに出くわしたことを思い出した。
確かにあの時「またクイズの特訓をしよう」なんて話した訳だが…俺は気付いていた。彼の隣から刺さる鋭い視線に。
あれに名前をつけるなら…“嫉妬”、“独占欲”、“牽制”とまあこの辺だろう。
それと今回の彼の様子を結び付ければ、嫌という程察しがついてしまう。彼はヒトノモノになったということだ。
どこか残念な気持ちと祝福の気持ちがごちゃ混ぜになったような複雑な感情を抱いている。
これは…“推しが結婚してしまったファンの心理”なのだろうか。…きっとそうだろう。
神のような存在だと思っている彼に、恋愛感情なんて抱けるはずもない。これはあくまでリスペクトでしかないんだ。
ab『如恵留…あの、ね、今日は話したいことがあって…。』
「…きっと言いづらい事だから今回は僕と二人でって言ってくれたんですよね。ゆっくりで大丈夫ですよ。」
ab『うん、ありがとう。』
お礼を言う彼はフワッと柔らかい笑みを浮かべた。…そんな笑みを他の男に見せるなんて、番犬が飛んできますよ。
深く深呼吸をした彼の口から
ab『実は俺ね…目黒と付き合うことになったんだ。』
その言葉が発せられた。
「おめでとうございます！やっぱりそうだったんですね。」
ab『え゛…うそ、もしかして如恵留にもバレてたの？』
「ふふ。この前事務所で二人に会った時、阿部くんの少し後ろに立ってた目黒の視線が痛かったです。」
ab『うわぁ…あいつそんなことしてるの？今すぐにでもやめさせなきゃ。』
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Ju(プロフ) - 玖黎さん» SNSしておられたらフォローしたいな…と思っておりました、IDが載せられないのでやはりしておられなかったんですね（;;）キリンのように首を長くして待っていたので読者として私も安心です。主さんのペースで、頑張り過ぎないで下さい。また感想綴りにきます^^ (2021年6月9日 2時) (
レス) id: daebecd63d (このIDを非表示/違反報告)
玖黎(プロフ) - Juさん» ありがとうございます、そのお言葉がとても嬉しいです！SNSをやっていない為リアルタイムで皆様の感想を聞けない分、不安もありましたが無事完結させることが出来て私もほっとしております。この先も、応援していただけると嬉しいです！ (2021年6月8日 20時) (レス) id: 02deec9f9d (このIDを非表示/違反報告)
Ju(プロフ) - コメント失礼致します。完結おめでとうございます！mmabの中で唯一待ち続け、更新中に何度も読み返し更新されては直ぐに読む！を繰り返した作品なのでとても嬉しいです。本編終了後も未だ続くと聞いて興奮が冷めません、とっても楽しみにしています！ (2021年6月8日 18時) (レス) id: daebecd63d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玖黎 | 作成日時：2021年2月7日 18時
