太宰治の妹ですが何か？《弐》

桜の花弁が72枚 ページ22

［side 太宰治］


この４年間で光の世界を見てしまった
可愛い私の凛桜。

4年前(むかし)は目にハイライトなんて
無かったし喋ることさえ無かった。

そんなあの娘が今、私の目の前で光の灯った
真っ直ぐな目をしている。



太宰｢……怨むよ、武装探偵社……(ﾎﾞｿｯ｣


この子に光の世界を見せた武装探偵社は
絶対に許さない。


太宰｢……そう。凛桜の気持ちは分かったよ。｣

｢！｣


パアアアと分かり易く喜ぶ凛桜。

あー……何で私カメラ持ってないんだろう。
何時もは持って撮ってるのに！！(盗撮)


──でも



太宰｢私は諦めないよ。絶対いつか君をポートマフィア(こっち)に連れ戻す。｣

｢ﾌｯ)……上等だよ。｣



私と凛桜はそこで別れ、次の任務へと向かう。




太宰｢４年前より綺麗になってたな……｣


悪い虫がつかないようにちゃんと
見張ってなきゃね…♪

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