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#018 依頼人の狙い ページ18

太宰『ほへぇ…』


嗚呼、済まないね、こんな情けない声出して。

否、でもさ?この光景見たら誰でもこんな声出すと思うけどなあ…?


あの金髪の女性──基、樋口さんは凜桜や織田作の読み通りマフィアだった。


樋口「我が主の為──ここで死んで頂きます」


マシンガンを連発する樋口さんだが、なんと織田作が谷崎くんとナオミちゃんを引っ張り、モロに銃弾を受けた。


ナオミ「織田さん!?」

織田作「お前等……大、丈夫か……?」

谷崎「は、はい…。ッて、そんな事より織田さんの傷!!疾く手当てしなきゃ!!あ、ナ、ナオミ!!与謝野先生呼んできて!!」


取り乱す谷崎くんだが、他の二人もパニックで動けない。

……かく言う私もだが。



太宰『お…織田作っ!!』


駆け寄ったって見えないから何がする事は出来ない。そんなの判ってる。けど、けど…っ



ナオミ「し、止血帯!!敦さん、止血帯持ってませんか!?」

谷崎「否、先ず傷口を洗って……違う、与謝野先生に診せなきゃあ……」

ナオミ「じゃ、じゃあ医務室!!医務室に運びましょう!!敦さん、足持って──」


パァン!!


……ドサッ



谷崎「……ナオミ?」



いきなり樋口さんがナオミちゃんを撃った。

そして次に谷崎くんの頭に拳銃の先を突き付けた。



樋口「貴方方が戦闘要員でないことは調査済みです。健気な妹君達の後を追っていただきましょうか。」



……は?



谷崎「チンピラ如きが──ナオミや織田さんを傷つけたね?」


太宰『こんなポンコツに……織田作が……』


傍に居たって私が止血出来るわけでもない。

だからこういう時だけ自分が憎らしい。

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もっぴい - 自己紹介が、細かく書かれてていいなと思いました。これから、頑張ってください! (2019年8月28日 23時) (レス) id: 1e3d085ec9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三ノ宮凛桜 | 作成日時:2019年8月28日 20時

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