・(Ge Side) ページ19
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私は憧れている。
笑顔絶やさないAに。
急にこの世界に来たというのに、祓っても祓ってもキリがない呪霊に対して、諦めず祓い、絶対にやめたい、など口にださなく、まぁ、多分イカれてるのだろう。
「傑は?こいつのこと好きなのかよ」
「恋愛感情なしだったら、好きだよ。異性としては憧れているが正しいかな。」
憧れているを越してしまったらダメな気がする。
この前、あの子の弱い部分を見た。今までの経験上、こういうのでコロッと堕ちてしまう子は多かった。
けれど、あの子はそんな心配がない。好きな人がしっかりいる。
「、、Aに恋をしても、どうせ辛くなるなら私は身を引く。」
「じゃあ、仮に傑のこと好きなら?付き合うわけ?」
「あり得ないだろう。急に言われたら戸惑ってしまうかな。」
「ほんっと、俺が入る隙作れよなあー、会ったこともねぇーやつだけど。」
「その子がきてしまったら、余計私たち話せないよ」
「いや意外と、照れるかもよ?」
「私だって男だったら、多分好きになる。Aのこと」
恋なんてめんどくさい。そこら辺の女子で十分だ。
、、って、おもってたんだけど、な。
いや今も思っている。これ以上、向こうが私に心開いてしまうと、私は憧れているを越してしまう。
心開いてほしい。本心だ。
越させないでほしい。これも本心だ。
どうすればいいのだろう。私は君を好きになりたくない。
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