・(S side) ページ20
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クズじゃなくて、まともの子が来てくれた、っておもったら、
案外まともじゃない、いやだいぶ、か。
そう思った時、柄ではないけど、一気に仲良くなれるかもしれないっておもった。
けれど、夏油と話しているところを盗み聞き、いや、たまたま鉢合わせてしまい全て聞いた。
、、私たち3人だけじゃ、もう違うんだよ。Aが来た時から私たちは4人で
『、はっ!?!!!えっ!?!!』
「起きたばっかなのに、元気すぎ。安静に。」
『あ、えっ、しょーこ。ごめっ、』
「、、術式を使わなかったらしいけど、なぜ使わなかった?死ぬ直前だった、」
『えっあー、特級レベルでてきて、一級はなんなくクリアしたんだけど、なぜかでてきたから、領域展開して祓った』
「そうか。怒ろうにも怒れないな。」
『夏油と五条に怒られそうだなぁ。』
そう言って困ったように笑うA。
こっぴどく叱られそうだな。そう思うと、笑みが溢れてしまう。
『えっ、なんで笑ってんのーー!!痛っ!!?』
「あー、3日は安静にしな」
『うっ、反転術式使えたら、、』
「最強になりたい?」
『いやー、剣で倒せるのは2級までだから、ちょっと厳しいかなあ』
「、、訓練すれば連続で術式がだせるようになるんじゃないの?」
ずっと不思議だった。
訓練中、剣しか扱ってなかったから。五条が強いと素直にいうくらいの術式なのに、全然使わないから。
『あー、、元々自分になかったもんだからさ、使いたくないんだよね。』
「使った方がよくない?」
『えなんで、』
「仮に神様とかがその術式を分け与えてくれたとしたら、使わないと勿体無くない?
選ばれたってことじゃないの?」
2分くらいの沈黙の後に何かを決心したように口を開いた。
『うん、うん。私、術式も訓練する。』
「がんばれ。」
ずっと応援してる。がんばれ。
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