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太宰治side
今にでも泣きそうな声で叫ぶように歌うAちゃんの姿がテレビに映されていた。
目は黒い狐の仮面で覆われて表情は読めないが歌に迷いが感じられた。
探偵社の事務所内は重い空気になっておりテレビに映るAちゃんの姿を見て固まっていた。
「………。」
A張が居るテレビ局の周りには軍警と報道陣で包囲されていた。
ここまで騒ぎになると特務科も動いているだろう。
「……。」
私はすぐに安吾に電話をし、放送を止めるように言い事務所をあとにしAちゃんの元に急ぐ
部下の暴走は
上司である私が止めないと
相棒の預かった身として
彼女を愛する者の身として
────彼女を止める
*°
テレビ局に着くと其処は軍警と野次馬で埋め尽くされていた。
「太宰君！」
人混みの中から私に駆け寄ってきたのは安吾だった。
「まずいです。放送規制を出し報道陣は帰らせましたが、ネットで拡散され続々と人が集まってきています。我々の手では負えなく…。彼女の異能は此処に居る人達にも影響を及ぼすのですが…」
安吾は周りを見渡す。
本当なら彼女の異能で殺し合いをしているはずが、誰もおかしな行動をするものが居ない。
「彼女の異能が効いていない。
周りの様子からして、歌は聞こえているようだが…。」
「敵として認識されていないのでしょうか？」
安吾は顎に手を置き考える。
首を振り私は、
「否、記憶のない彼女には敵と認識されているはずだ。」
と答えるが、
「彼女…記憶が無いんですか！？」
私の言葉に眉をひそめ真っ青な顔で聞いてきた。
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九条 - めっちゃ面白いです (2018年3月5日 10時) (
レス) id: f9e1d9bc7c (このIDを非表示/違反報告)
�麌� 琴音��(プロフ) - 狐さん» すみません。 (2018年1月24日 13時) (レス) id: 177fd1c1c3 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 最近は更新が遅いようですが。 (2018年1月23日 23時) (レス) id: 8937b56529 (このIDを非表示/違反報告)
�麌� 琴音��(プロフ) - らんらさん» うんw「はい入院ね」と言われたw (2018年1月5日 23時) (レス) id: 177fd1c1c3 (このIDを非表示/違反報告)
らんら - 一日入院ってwまた数値ヤバかったのw (2018年1月5日 22時) (レス) id: e91c587f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：�麌� 琴音�� | 作成日時：2017年12月22日 20時
