第1話 ページ2
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ
『ぐあ…もう朝か…』
寝たと思ったらすぐ朝…皆さんもそういう経験ありますよね…。
髪の毛を梳かして、前髪をくるっと巻く。
この前髪が成功するか失敗するかで一日の調子が決まると言っても過言ではない。
『おっ、今日はいい日だ！』
本当にいい日になってくれるといいな。
『いってきまーす』
と言っても私は一人暮らし。
両親はいない。
ずっとおばあちゃん家にいたけどおばあちゃんは昨年亡くなってしまった。
り「Aちゃーん！」
『んお！莉犬くーん！』
相変わらず天使の莉犬くん…
り「今日もいい匂いだね！！」
『んふ、ありがと！』
る「僕達もいますし…」
そう言ってしょぼんとしているのは るぅとくん。
彼は、私の好きな人。
『んーもう、可愛いなぁ！』
る「ちょ、やめてくださいっ！」
な「こらこら、Aちゃんやりすぎはよくないよ？」
『なーくん！だって！可愛いから！しょうがない！』
な「んー、まぁそうね？」
る「ちょ、なーくん…」
ジェ「俺たちは空気なんか…」
さ「そうだな…ジェル…」
こ「僕達ってそんなに存在感無いの…」
『皆もおはよう！』
こ「みんなもってなんだよ、もって」
ジェ「んー！おはよ！Aちゃん！」
『ちょ、重い！抱きつかないで！』
さ『ジェルだけズルいぞ！俺も〜』
『ぐはっ、』
な『ちょ、ちょ Aちゃんが苦しそうだから！』
さ「ちぇ〜」
ジェ「なーくん嫉妬か！」
そう言ってわーぎゃーし始めた。
生徒会メンバーは今日も元気だな…。
る「……。」
るぅとくんが不機嫌そうにこちらを見てるとも知らずに。
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作者名：りい | 作成日時：2020年4月16日 1時
