百六本 ページ10
日向side
左「事務室にいた辺古山なら、いつでも旧館を停電にできたはずだ！」
辺「それは無理なんだ…」
西「えー、なんで無理なのー？」
辺「私は事務室にいなかったんだ、停電前からずっとな…」
【それに賛成だ！】
「俺は賛成だ…辺古山の言葉を信じていいと思うぞ」
左「ははーん、さては辺古山に惚れたな！？」
「そ、そういう事じゃなくって…弐大の証言がアリバイになるんだよ！」
ー「さ、さっきから何度もトイレに行っておるのだが…一向に空く気配がないのだ！」ー
弐「確かに、あのトイレはパーティー開始直後から、ずっと何者かに占領されておったのぉ…ようやく開放されたのは…十神の死体が発見された後だったかな」
小「あっ！もしかして、その時トイレに入ってたのって…！」
「だって…辺古山以外のみんなは、パーティー開始後もちゃんと大広間にいただろ？」
西「そっか、あの時ずっとトイレにこもってたとなると、辺古山おねぇとしか考えられないんだねー」
辺「そ、そういう事に…なるな…」
左「ず、ずっと便所にこもってたのか？それなら最初から言えっつーの！」
小「言える訳ないじゃん！アンタってデリカシーってモンがないの？」
弐「あれだけ長いと言う事は間違いなく…クソじゃない、ガッハッハッハ！言えんわなぁ！そら、クソしておったとは言えんわなぁ！」
筒「ちょっと黙ってくれない？まじ最悪なんだけど！」
小「ねぇ、デリカシーって習わなかった？男だらけの国にでも住んでたの？」
弐「無ッ…すまなんだ！」
辺「い、いいんだ…それより…この話題はやめにしないか？」
弐「だが、匂いはさほど強烈ではなかったぞ！お前さんのすぐ後に入ったわしが保証しよう！」
辺「…も、もういいだろうっ！」
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2024年1月8日 0時
