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百三十四本 ページ39

日向side




「…そうだ、凶器は鉄串だったんじゃないか!」




小「えっ!?鉄串っ!?」




「パーティーが始まる前…危険物を集めていた十神が、花村とこんな話をしてたんだ…」




ー「そこの備品リストを見た限りだと、鉄串が1本足りてないようだが…」ー




ー「あぁ、そうそう…なんか、最初から欠けてたみたいなんだよね」ー




弐「その“欠けていた鉄串”が凶器なんじゃな!?」




罪「でも、鉄串ならピッタリ条件が合いますよぉ!」




威『それに、パーティーの前から旧館で料理を作っていた花村君なら…厨房にある鉄串を隠す事は可能だよね』




終「おい、花村!その鉄串をどこに隠しやがったんだ!?」




花「あ、ああ…ああああああああ…あびりるらびーん!!」




筒「アビリルラビィーン!」




澪「えっ!?そのままなのっ!?」




九「意味不明な事言って誤魔化してるだけだ!さては、島のどこかに処分しやがったな!」




モノ「いえ、ポイ捨て禁止は修学旅行のルールでちゅ、違反したら島中にサイレンが鳴り響いたはずでちゅよ」




左「島中にサイレンって…たかがポイ捨てでそこまですんのかよ!?」




七「それに…私は見張りをしてたからわかるけど、花村くんは一回も旧館から出て来てなかったよ」




辺「つまり…旧館のどこかに隠したとしか考えられないという訳か…」




西「どうせ、また厨房でしょー!?」




弐「花村よぉ…漢らしく正直に言ってくれんかのぉ?」




花「お、お、お、おお、おおおおおおおお…おじゃんばらのでふでふもんば、かっぺんなぞぶっこみらろぶすもんそー!」




筒「ド田舎のイモヤローが勝手に何を抜かすかー!」




七「やっぱり…私達で何とかして突き止めるしかないみたいだね…」




凶器が鉄串だとすると…
きっと厨房に隠すのが一番紛れるはずだ
でも…あの場所はパーティー前に
俺と十神で徹底的に探し回ったんだよな




つまり…凶器はあの時は見つけられなかった場所に
隠してあったって事か?




それだけ意外な場所って事か…?
それって、どこだ?
鉄串なんて長い凶器をどこに隠しておいたんだ?




花「わんすどむどがっちゃ!」




筒「ぼくは何も隠してない、らしいよー?」




花「わんすどむどむてぃーちゃ!わんすどむどむまくまほおおおおおおん!!」




花村が犯人である事を示す決定的な証拠…!
それを…あいつに突き付けるんだ!

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作者名:コヒ・ミルキー | 作成日時:2024年1月8日 0時

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