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百三十二本 ページ37

日向side




ソ「ですが…わたくしには自身がありません、いたような気もしますが…いないような気もして…」




弐「ぬぅぅぅぅぅ…!何か判断する方法はないんかぁ…!」




七「…本人の記憶に聞いてみればいいんじゃないかな?」




本人の…記憶…?




花「うらー!訳わがらん事抜かすでねー!オラが広間にいねがった事を証明できっちゃが!?」




「…できるかもしれない」




花「げげっ…またオメげ!?」




花村が停電の後に大広間にいたかどうか…
それをハッキリさせるには…




「あの停電から復旧した時、花村が本当に大広間にいたって言うなら…その時、罪木がどんな格好になってたのかもわかるはずだよな!?」




花「な、なぬっ!?」




罪「ひゆぅ!思い出させないでくださいよぉ!は、恥ずかしいですよぉ!」




「いや、これは大事な質問なんだ…」




威『た、確かに…あんな衝撃的な姿は…花村君の性格からして忘れるはずがない…って事だね』




「あぁ、その通りだ威榧…どうなんだ、花村!あの時、大広間にいたなら答えられるはずだぞ!」




花「えっ?えっ?えーっと?」




筒「あんな独創的な転び方だったんだよー?普通なら忘れられないよねー?」




罪「ふえぇ…すみませーん…見苦しい姿をお見せして…すみませーん!」




澪「ど、ど、どーなんすかぁ!?輝々ちゃんは答えられるんすかぁ!?」




花「えっと…えーっと……あ、あれ?あれあれ…?おかしいなー、ど忘れしちゃったかなー?」




小「ど忘れなんておかしいでしょ…アンタみたいなエ ロキャラがさ…!」




花「え、えーっと…そ、そう言われましても…こ、狛枝くーん!なんとか言ってやってよー!」




狛「うーん…もう諦めるしかないかもね…」




花「ちょっ…諦めるって…諦めるって…なんだよ……」




狛「花村クン…残念なのはボクも一緒なんだよ…憧れの人の“希望”の限界を見るのは寂しいもんだよ、夢を壊された気分とでも言うのかな…」




「狛枝…お前は何なんだよ!どうして犯人の味方をしたり突き放したり……ッ!」




花「ちょ、ちょっと待つばぁい!人をば犯人扱いして勝手に話ぃ進めんときんしゃーい!」




狛「え?だってもう決まったでしょ?」




花「き、きききききききき…」

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作者名:コヒ・ミルキー | 作成日時:2024年1月8日 0時

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