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百二十六本 ページ31

日向side




狛「どうやら…大詰めになってきたみたいだね…クロとシロ…どちらの超高校級が優れているのか、そろそろハッキリさせようか」




花「停電中は廊下も真っ暗だったんだよ?そんな中を倉庫まで移動するなんて…お魚抜きの海鮮丼だよ!」




筒「それって…いくらはセーフなの?お魚じゃないよね」




七「本当に無理なのかな?」




弐「狛枝みたいに紐を使えばどうだ?」




西「暗視スコープがもう1台あったとかは?」




終「面倒くせぇから勘で言うぞ、明かりを使ったって事でいいんじゃねーか?」




【それに賛成だ!】




「そうだ…犯人は明かりを使ったんだ!」




終「お、当たった!?」




澪「けど、明かりなんてどこにあるんすか?」




筒「そんなの無いよー!」




「あったはずだぞ、ほら、厨房の備品リストに書いてあっただろ?」




ー「フォーク×20、ナイフ×20、スプーン×20、鉄串×5、フライパン×3、ワイングラス×20…」ー




ー「それにBBQ用の鉄板とか、鍋用のカセットコンロまであるのか…」ー




ー「BBQ用の鉄板やカセットコンロは、あちらの棚にしまってあったのを見かけたな」ー




ー「ちゃんと手入れが行き届いているようだった、問題なく使えそうだったぞ」ー




「…カセットコンロだよ」




澪「カ、カセットコンロォ!?」




筒「あーそっか!カセットコンロなら電気を使わなくても火を付けられるね!持ち運ぶのも簡単だし…」




「犯人はそのカセットコンロを使って、停電中の廊下を倉庫まで移動したんだよ!」




狛「なるほど…カセットコンロとは盲点だけど、その推理には穴があるね」




…え?




花「その穴ってどんな穴かな?詳しく教え願いたいもんだね、あっ、今のは下ネタじゃないですよ!?下ネタじゃないですって、ホントにー!」




小「連呼してるあたりが逆に怪しいんだって!」




筒「日頃の行いだねー!きもちわるいねー!」




狛「さぁ、日向クン!ボクと勝負してくれるよね!?」




【それは違うよ】




狛「…キミはボクの反論を打ち破る事ができるかな?」




な、何が勝負だ…
まるでゲームを楽しんでるみたいに…
クソッ!こんなヤツに負けてたまるかよ!

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作者名:コヒ・ミルキー | 作成日時:2024年1月8日 0時

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