百二十四本 ページ29
日向side
七｢じゃあ、犯人もそこから床下に入ったんだね、床下で壁に塞がれてない事を考えれば、倉庫から大広間なんて…大した移動距離もないしね｣
弐｢ふむ…倉庫を経由したのなら、そこにテーブルクロスが置いてあったのも納得だ｣
澪｢犯人はパーティー中に倉庫から床下に忍び込んで、そこから白夜ちゃんを…グサッ！｣
筒｢何度も刺して、そうやって十神君を殺した後に倉庫にテーブルクロスを隠した…｣
花｢うーん、そうなのかなぁ？｣
澪｢グサッじゃないなら…ブスッとかザシュッとかもっと肉厚な感じっすかね！｣
花｢いや、効果音の話じゃなくってさ…こっそり床下に忍び込んだって言うけど、その為にはパーティーから抜け出さないとダメだよね？でも…そんな人いたっけか？｣
西｢じゃあ、パーティーにいなかったヤツが犯人なんだよ、そいつがずっと床下で待ち伏せしてたんだ｣
筒｢パーティーに参加してないって言ったら…ペコちゃんと千秋ちゃん、あと料理を作ってた花村君だね！｣
七｢その件に関して…私は入口で見張りをしてたよ、そこのモノミが証人になってくれる…よね？｣
モノ｢はいっ、ここのモノミが証人でちゅ｣
辺｢もう言う必要はないと思うが…私はトイレから離れられなかったのだ…｣
花｢ぼくは厨房にいる時間が長かったけど、ちょくちょく大広間に料理を運びに行ってたよ｣
小｢えーっと…他にパーティーに参加してなかったのは…アタシが停電前に撮った写真を見る限りだと…あいつだけだよね？｣
九｢……………｣
西｢わーい、これで決まりだねー｣
九｢な、何が決まりなんだ！オレは犯人なんかじゃねーぞ！｣
小｢さぁ、それはどうだか…『オレは殺れる』とか言ってたのはどこの誰だっけ？｣
九｢ふざけんなっ！ぶっ殺すぞ！｣
小｢ほらっ、また言ってる！｣
筒｢さすがに九頭龍君にはムリでしょー、だってパーティー中は千秋ちゃんが外を見張ってたんじゃん？｣
モ｢うん、うん、いい感じだね、いい感じに盛り上がってきちゃいましたね！｣
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2024年1月8日 0時
