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百九本 ページ13

日向side




弐「ちょっと待ったれや!わしにも言わせんかいっ!」




「な、なんだよ…?」




弐「倉庫のアイロンが停電の引き金じゃと…?そいつは聞き捨てならんぞおおおおおおおおっ!!倉庫のアイロンが停電の原因ならば犯人はアイロンの電源を入れる為に…わざわざ倉庫に行ったっちゅー事か?では停電が起きた時に大広間にいた者は容疑者から外していいんじゃな!?」




「いや、大広間にいた人間も…まだ容疑が消えた訳じゃない!」




弐「大広間にいた者に停電を起こす事はできん!アイロンが停電の引き金ならば…犯人は停電直前に倉庫に行ってアイロンの電源を入れたはずじゃあ!それとも前言撤回する気かぁ!?」




【その言葉斬らせてもらう!】




「アイロンは停電の引き金にはなったけど、直接的な引き金になった訳じゃない…直接の引き金になったのは、大広間と事務室のエアコンの電源が入った事なんだ」




弐「エ、エアコンじゃとおおおおっ!?」




「あの2台のエアコンのタイマーは、どっちも11時30分に設定されてたんだ…」




西「11時30分って…豚足ちゃんがおっ死んだ時間もそれくらいだよ!」




弐「そうか…エアコンがタイマーでオンになった瞬間にブレーカーが落ちて停電が起きた、と…なるほど!納得したぜよっ!」




ソ「…ぜよっ!?」




狛「きっと、予め旧館の電力量を調べておいて、アイロンでギリギリの電気消費量にしておいたんだよ、その上で、エアコンのタイマーを設定しておけば、後はエアコンが動き出すのを待てばいいだけ…」




ソ「それなら、辺古山さんが事務室にいたままでも、停電にする事が可能だったぜよ!」




左「ソニアさんがつられたッ!?」




七「もしかすると…その電動力に関してはモノクマあたりに聞いてたのかもね」




モ「ド、ドキィ!」




モノ「当たりなんでちゅか!?憎いヤツです…万死に値します…!」




モ「万死だって?そんなに死んだら…本当に死んじゃうじゃないか…」




小「うるさいよ!あんたらは黙ってて!」




辺「私が事務室にいても停電は防げなかっただろうが、それでも悔やまれるな…事務室にいればすぐにブレーカーを入れられた…そうすれば、事件は起きなかったかもしれない…」




狛「いや、事務室のブレーカーは、ボクらの手の届かない高さに設置されてたし…真っ暗の中でそれをすぐに戻すなんて、どっちにしろ無理だったはずだよ」

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作者名:コヒ・ミルキー | 作成日時:2024年1月8日 0時

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