六本 ページ8
狛枝side
威『あ…』
Aは長考の末にスッキリした表情を浮かべた
威「あぁ...あの時の、あの後大丈夫だった?」
七「うん、すぐに教室に行ったから」
二人とも良い子だから相性良さそうだよね
Aが会って間もない彼女を警戒してないなんて
流石は七海さんだ、素晴らしい才能の持ち主だよ
でも………ボクのAを取らないでほしいな
なんーて、こんな事を言ったらAが怖がるよね
「…A、お腹空いてない?」
威「…ちょっと空いてるかも……」
今朝急にAを学校に連れて行きたいと思ったから
お弁当を持たせるのを忘れてたな…
まぁいいか、僕のをあげるし
もし足りなかったら購買で買えばいい
「じゃあ行こっか」
威『うん、あ、七海さんまた教室でね』
七「うん、また後で」
女子グループで集まる七海さんに手を振り
Aと一緒に教室を出た
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ボクらが来たのは滅多に人が来ない屋上
大体の人は教室でグループを作って食べるか
購買で買ってそのまま食堂で食べる
人が苦手なAにとっては安全な場所だろう
それに七海さんが安全な人だって思ってても
少し肩の力が入ってるのがわかったし
こんなに安心してるAの顔を見れるのは僕だけ
……嬉しいなぁ
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作者名:コヒ・ミルキー | 作成日時:2023年10月21日 3時