検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:1,022 hit

六本 ページ8

狛枝side




威『あ…』




Aは長考の末にスッキリした表情を浮かべた




威「あぁ...あの時の、あの後大丈夫だった?」




七「うん、すぐに教室に行ったから」




二人とも良い子だから相性良さそうだよね
Aが会って間もない彼女を警戒してないなんて
流石は七海さんだ、素晴らしい才能の持ち主だよ




でも………ボクのAを取らないでほしいな




なんーて、こんな事を言ったらAが怖がるよね




「…A、お腹空いてない?」




威「…ちょっと空いてるかも……」




今朝急にAを学校に連れて行きたいと思ったから
お弁当を持たせるのを忘れてたな…
まぁいいか、僕のをあげるし
もし足りなかったら購買で買えばいい




「じゃあ行こっか」




威『うん、あ、七海さんまた教室でね』




七「うん、また後で」




女子グループで集まる七海さんに手を振り
Aと一緒に教室を出た




ーーーーー




ーーーーーーーー




ーーーーーーーーーーーー




ボクらが来たのは滅多に人が来ない屋上
大体の人は教室でグループを作って食べるか
購買で買ってそのまま食堂で食べる




人が苦手なAにとっては安全な場所だろう
それに七海さんが安全な人だって思ってても
少し肩の力が入ってるのがわかったし
こんなに安心してるAの顔を見れるのは僕だけ




……嬉しいなぁ

七本→←花弁一枚



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コヒ・ミルキー | 作成日時:2023年10月21日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。