十本 ページ13
狛枝side
九「こんな奴一回も見た事ねぇぞ」
辺「雪染が毎日のように今日も休みかと言っていたが」
威『す…すみません!ごめんなさいぃ…』
二人の空気感に耐えられなくなったのか
Aはしゃがみこんで泣き出しちゃった
昔からAは圧をかけられるのが苦手だもんねぇ
「あ〜あ、いじめないでって言ったのに」
九「はぁ!?こいつが勝手に泣き出しただけだろ!」
「Aは繊細なんだよ…Aも落ち着いて…ね?」
Aの頭を撫でていたらだんだんと落ち着いてきたのか
息を整えて立ち上がった
威『ご、ごめん…ちょっとびっくりして…』
辺「すまぬ、泣かせるつもりではなかったのだ」
「Aも泣き止んだところで、自己紹介しようか」
辺「さっきはすまない、私は辺古山ペコという」
九「チッ…俺は九頭龍冬彦だ」
Aはしっかり脅えて二人の顔見れてないけど
チラチラと観察してるみたいだ
「辺古山さんはね、超高校級の剣道家なんだよ、大の大人でも叶わないくらいの剣道の達人なんだ〜」
「九頭龍君は超高校級の極道、構成員は軽く三万人は超えると言われている国内最大の指定暴力団なんだって〜」
「怖いよね〜」
威『…ど、どうも…俺は威榧A』
威「超高校級の…医者…です」
そう言ってAは辺古山さんと握手した
比較的落ち着いている辺古山さんとは仲良くできるかもね
「Aが手当をした人には一ミリも傷跡なんて残らないって有名なんだよ、それにAは重軽傷とか関係なく五分かからずに手当する事ができるんだ」
九「ふーん」
威『大した才能じゃないけど…』
「そんな事ないよ!Aはその才能で何度も僕を助けてくれたじゃないか、素晴らしい才能だよ」
威『そうかな…それならいいんだけど』
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作者名:コヒ・ミルキー | 作成日時:2023年10月21日 3時