もしも…なお話7

いじめないでくださいっス！【黄瀬】 ページ19

残った2人の間に気まずい空気が流れ

「………もーー！緑間っちー！
一体何なんっスか！何で怒鳴っちゃうんっスか！」
「なっ！？何故俺の所為なのだよ！
大体、あの人が！」
もー！っと怒鳴ると勢い良くこっちを向いて怒る緑間っちに

「誰を応援してても良いじゃないっスか！
確かに知らない男を応援されるのは嫌っスけど！

緑間っちも、嫉妬して怒ったら嫌われちゃうっスよ」
「っ！？……な！！」

ボンッと音が聞こえそうな勢いで顔が赤くなる緑間っち
多分、自覚がないんだろうなぁ

怒る緑間を無視してコートに冷めた目を向ける

………

もし、あの時に嘘でもAっちに寄り添っていたら
俺の事、そんなに想ってくれた？

なんて考えていたら試合が終わってしまった

……桐皇…色々な意味で油断できない相手っスね
でも、青峰っちと戦えたらって考えるとワクワクするっスけど

それより…

「…また居なくなっちゃったらどうするんスか」

チラッと緑間っちの方を見ると
試合結果に複雑な顔をしていたが、俺にチラッと目線を向け

「…知らんのだよ、それはあの人の勝手だ
…だが……居なくなる事はないと思う」

眼鏡を指で直し去って行った

また……→←応援ってさ…【黄瀬】

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