もしも…なお話7

中学時代【黒子】 ページ1

次の日になってしまいました

正直、語りたくない部分もあるのです…

まぁ、下手に隠してもバレそうなので
言える所は言うつもりなんですが

放課後、部室には皆が集まっていた
その中心に腕を組んで待ち構えているカントク

「さて！話してもらうわよ！Aの秘密を」
うふふふっと楽しそうに目を輝かせている

「そう楽しい話ではありませんよ
僕達はただほんの少しの間だけ一緒にいただけですし」

とりあえず、Aさんとの出逢いから
どういう関係でいたのかを話した後に

「じゃあ、Aって本当に栄養管理師の様な仕事していたの！？」
「Aさんが一年生の時にはもう、バスケ部の監督だった
白金監督が目をつけて声をかけていたそうです」

「最初から狙っていたって事！？」っと
驚きの声を上げるカントク

「ですから、白金監督は多分
Aさんの利用価値を知っていたと思います」

そう言うとカントクの眉間に皺がより顔が曇った

「利用価値？何よそれ
料理以外の利用価値って何？

あ…応援の効果？」

険しい顔をしていたのに、閃いた顔に変わる
今日のカントクさんは百面相です

「監督曰く、Aさんの人柄らしいです
が…
監督はやたらとAさんに頼ると良いとか
Aさんにはなんでも相談して甘えると良いとか
僕等に言っていました

そうすれば、彼女は力になってくれると…」

中学時代2【黒子】→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す