もしも....なお話6

もんじゃ…？ ページ34

お店に入るとお好み焼きの匂いが…
もちろんそうなんだけど！

黄瀬君の隣に座ってメニューを一緒に見る

「黄瀬君何食べるの？」
「俺？俺はこのチーズもんじゃにしよっかなー
いや、明太子…Aっちは何食べるっスか？」
「もんじゃ…もんじゃって食べた事ない
知ってはいるけど…」
「マジっスか！？なら、一緒に食べるっスか？」
「いいの！？」っと、黄瀬君の提案に食いついたら

「あはは！Aっちその顔やばい！なら一緒に食べましょ
笠松先輩は何するっスかー」
と、皆の注文を流してくれる黄瀬君
目の前の鉄板とか色々興味津々に見ていたら
プッと笑いを我慢できずに吹き出した声が聞こえ顔を上げる

「あの、もしかして
こう言う所に来るの初めてなのか？」
笑いを隠すように口元に手を当て、私に聞いてきた笠松さん

「外食をあまりした事なくて…
最近初めてバーガー屋さんに行きましたし」
というと、「マジか！？」っと驚かれた

「Aっちは外出してるイメージないっスもんね
というか、自分で作っちゃうでしょ？」
「流石に、自分でバーガー作っては食べた事ないなぁ〜」

「え？前に作ってたじゃないっスか
俺等の差し入れで、俺、あれ好きだったっスよ」

ニカっと笑う黄瀬君
そんな事覚えているんだね？

「差し入れとか作ってた？マネージャーだったのか？」
と、笠松さん

「いいえ」と首を振り
「単なるいち生徒でしたよ」と答えた

黒君到着→←また……【黒子】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す