もしも....なお話6

ズルいっス【黄瀬】 ページ3

黒子っちに怪我をさせてしまった…

Aっちが飛び出してきて
黒子っちを抱きしめ手当てに行った

Aっちが、ずっと付きっきり
正直、羨ましすぎなんっスよ

さっきだって
誠凛メンバーの雰囲気が変わったのと
カントクさんが視線落としてたから気付けたけどさ

隠れてたって事はそう言う事でしょ？
俺にも効果が出るだろうからって…さ
確かに、この間の対応はちょっと悪かったかなって思ったけど

でも、俺に手を振ってくれた
昔のようにふんわりと笑って

「ズルいっすよ…本当にさ
突然消えて、置いて行ったくせに」

割と本気で探したんっスけどね
アンタの抜けた穴は大きかったんっスよ？

でも、『何で居なくなった』んだっけ？
夏休みまでは居たよね？
お祭りに行った....よね？

あれ？なんでだろう....何でだっけ？

「おい！黄瀬！ボケッとすんな！！」
バシッと笠松先輩に肩を叩かれて

「痛いっスよぉ〜」
「うっせぇ！ボーッとしてんのがわりぃだろ！
試合中だぞ！」

そうっスよね
今はこっちに集中だ

残り時間4分
黒子っちが戻ってきた

そして…【黄瀬】→←怪我【黒子】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す