もしも....なお話6

買い出し2 ページ17

「暴力反対っスよー黒子っちー」

黒君の背後に回り、肩に手を置く黄瀬君
どうやっても付いて来るつもりみたい

「単なる買い出しだから面白くないかもよ？」
と、私が言うと
「なんの買い出しなんっスか？」
って言われ

「Aさんにご飯を作って貰うんです」
そう黒君が言うと、黄瀬君の目が輝いた！

「え！！良いなぁ！俺も食べたいっス！！」
「無理です、バスケ部だけの特権なので」

目をぱちくりさせる黄瀬君
あー、黒君ってもしかして
黄瀬君をガッカリさせる為にわざと言った？

「あ…はは、Aっち、またそんな事やってるっスか？
確かにAっちのご飯は美味しかったっスけど…さ」

何か続きを言いたげだが言えない…という様な顔の後に
眉を下げたままの笑顔で

「んじゃ、今度、個人的に手作り料理をお願いするっス」

これは予約だからね！っと手を握り言われ
そのまま手を掴まれ

「買い物前にちょっとだけ遊びましょうっスよ！
ゲーセン行こう！ゲーセン！」

私を引っ張り、目的地の店の中に向かって黄瀬君が走る

「え！？ちょっと待て！」
「黄瀬君待ってください！」

慌てて追いかける二人
賑やかな買い出しになりそうだ

やっぱり居た！【黄瀬】→←買い出し

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