【 銀魂 】 ナルシストなんて、嫌いだ。

ナルシスト.６ ページ7

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５人で話しながら着いたのは裏庭。

ここには自分ら以外あまり人は来なくて
四人曰く、お気に入りの場所だそうな。







「ほんとはもう１人いるんだけどよ」


『もう１人？』



「うん、もうすぐ来ると思うヨ




ていうか
その前にさ、」








すとん、と花壇に腰を下ろした神威。

ちょいちょいと曲げてる手は
どうやら私を手招きしているらしく。






『ん？』




「これ、いつまで付けてるつもり？」







パサりと落とされた何か。


気のせいか、頭が軽くなったような気がする。
まさかと思い、手を頭に持っていくと

付けていたはずの、アレがない。



隠すものを失くした私の地毛が
肩にかかる感覚を覚える。








『あ！』





「いつまで騙そうとしてんだ」


「カツラごときで俺等の目は騙せないですぜィ？」


「バレバレなんだよネ、こんな変装」





「だそうだけど。

Aち(・)ゃ(・)ん(・)？」







『や、あの、これは…！』







非常に危ない危機的状況。

私の華麗なる男装がこんなにも早くバレてしまうなんて、予想外にも程がある。



なんとか誤魔化す言葉を考えていると
私の後ろから声が聞こえた。






「…女か？」







「晋助！おそいヨ」




「ま(・)た(・)紛れ込んでたんだよ


ったく、男目当てで男装するなんざみっともねェ」




「俺ァ、そういうアマが大っ嫌いなんでねィ」




「そう？ 俺結構この子タイプなんだけど」






「ククッ…、相変わらず趣味悪ぃな、銀時」







『…あの、』





「まだなんかあんの？

Aちゃん、」





なんだか分からないけどすごく罵られてる



…気がする。









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