【 銀魂 】 ナルシストなんて、嫌いだ。

ナルシスト.４ ページ5

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「君が噂の転校生くんね、」



『多分そうですけど…？』






休み時間の間に学校を回っていると
とある２人組の男の子とすれ違い、
声をかけられた。

この学校はネクタイの色で学年が分けられているらしく、
２年生の私は赤。


2人のつけているネクタイの色は青色だから
2人とも３年生なんだろう。









「俺、坂田銀時



んで、そっちにいる目つき悪いＶ字が多串くん」




自分の隣を親指で指さす彼。






『あ、はい

よろしくお願いします、坂田先輩』


「ん、」




『それと…』




顔の方向を変えて、
瞳孔ガン開きの彼にも挨拶をする。




『よろしくお願いします、多串先輩』


「あ"？」




「ふっ、くくっ…」






私は何か変なことを言ってしまったのか。


まるで喧嘩を売るような表情でキツく私を睨みつける多串先輩と
後ろで声を抑えるように笑っている坂田先輩。




「銀時、てめぇこいつに何か吹き込みやがったな」


「ごめんって、ちょっとした可愛い出来心だよ」


「可愛いもクソもねぇよ！」



『？、？』






全く話を読めてない私に、
多串先輩は面倒くさそうに息をついて口を開いた。




「俺は多串じゃねぇ。


土方十四郎だ、」



『え、あ、ごめんなさい



分かりました、よろしくお願いします』






今更だけど


やっぱりこの男子校にはやたら美少年がおおい。









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