【 銀魂 】 ナルシストなんて、嫌いだ。

ナルシスト.３４ ページ35

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『はぁー、楽しかったね！ 神威…っ、てアンタ何してんの』


「じゃあこのAディナーってやつで
それと、デザートも２つね」





メニュー片手に電話を肩と首で挟んで何やら話している様子の神威。


いつもと同じようなニコニコとした笑顔を浮かべたまま受話器を戻すと、鼻唄を歌いながらベッドに飛び乗った。









『誰と話してたの？』


「あぁ、クルーさん

スイートルーム専用の特典で、電話したら料理運んでくれるの」




『……これも高杉先輩の力か』


「そうなるね、」



『か、金持ちのボンボンボン』


「ボンが一個多いけど。」









やはり金持ちってのは恐ろしい。
これからは高杉先輩に媚を売っておかないと。



自分の寮とは比べ物にならないほど大きな部屋。
中にはあの有名なネズミくんのの像まで置かれていて、さすが某パークという感じだ。







『凄いね、高杉先輩って。』



「………そ、」




『あれ、何か機嫌悪い？』




「別に？」






そうは言っても、明らかに先ほどとはテンションの違う神威。

顔ごと目を逸らして少し口を膨らませ、口を尖らせる。


神威が不機嫌な時によくする、神威だけの癖。







『怒ってるんでしょ。



…ヤキモチ妬いちゃったわけ？』




「何言ってんの、死ねよ」



『え、そんなに!?』









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