別れ ページ19
烏野side
俺らがバスに乗り込むと音駒と青藍の生徒が外で見送っていた
日向「バイバイ！北倉！ジャパン先輩も！」
北倉「またな！翔陽」
七瀬「その呼び方やめて！バイバイ！」
黒尾「七瀬君ジャパン先輩って呼ばれてんの？」
七瀬「うるさいですね、黒尾さん」
日向を含む元気3人組は窓を開けてずっと手を振っていた。その横で影山はそっと外を眺めていた
七瀬「セッター君！また試合やろうね！」
影山は日向達の窓から顔を出してそれに3人も驚いていた
影山「はい！次はサーブ教えてください！」
七瀬「試合で勝ったらね、バイバイ影山君」
七瀬の言葉を最後にバスは出発した
影山「名前、呼ばれた」
珍しく影山が笑っていた。それもそのはずこの合宿最後にして初めて七瀬に影山君と名前を呼んでもらえたからだ
日向「名前ってなんだよ、そりゃ呼ぶだろ誰でも」
影山「そういう事じゃねぇよー！日向ボケ！」
田中「てかお前いつからあんなに青藍のセッターと仲良くなったんだよ」
影山「いや、仲良いっていうか」
月島「似たもの同士お似合いじゃないですか」
日向「七瀬さんが、影山と？」
月島「試合中俺に従えなんて言うのはあの人か王様くらいでしょ」
西谷「確かにそうかもな！」
バスが進むに連れて車内も静かになった
周りを見渡すと殆どの生徒が寝ていたが三年生はちらほら目を覚ましていた
武田「やっぱり皆んな疲れて寝ちゃいましたね」
鳥養「流石にこいつらでも限界だろ」
武田「そういえば鳥養君は知ってたんですか、七瀬君の事？」
鳥養「あぁ、猫又先生がちょこっと教えてくれてな。彼は中学の時から注目選手で今じゃあ代表の中でも特に動ける選手らしいけど彼自身は代表に呼ばれる事を何度か断ってるらしい」
武田「断ってる？」
鳥養「詳しい理由はわかんねぇけど昔、七瀬はチームメイト同士で暴力事件を起こしたらしい。それでその事件の相手が代表にいる間は断り続けてたみたいだけど今年はその相手が居なかったから戻ってきたって噂だ」
武田「そうだったんですか」
鳥養「まぁその一件でメディアは全く彼を取り上げなくなった事もあって代表としての名はあんまり知られてないみたいだ」
途中から目を覚まして2人の会話を聞いていた大地は少し聞いてはいけなかったのではないかという罪悪感が胸を締め付けた
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ゆん(プロフ) - おもしろかったです🎵続きが気になります！更新頑張ってください！ (2022年6月4日 14時) (
レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
花 - 続きが気になります!頑張って下さい! (2021年5月1日 13時) (レス) id: 5a0f0dfb22 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - シバさん» コメントありがとうございます！これから更新頑張ります！ (2020年10月29日 20時) (レス) id: 778f791615 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます！これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2020年10月29日 20時) (レス) id: 778f791615 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - のんさん» ありがとうございます！応援していただけてとても嬉しいです！ (2020年10月29日 20時) (レス) id: 778f791615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2020年3月30日 9時
