離脱 ページ30
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虚夜宮の中に入っていくと、6つの道に別れていた。それぞれが道に別れて織姫の所へ向かう。Aも織姫の所へ向かっていると、痩身で白い肌をした黒髪の男が前に現れた。
「九条Aか?」
「そーだけど、アンタは?」
「第4十刃、ウルキオラ・シファーだ。藍染様の命でお前を藍染様の元へ連れて行く」
「
「力尽くで連れ出すまでだ」
虚閃が放たれる。肌で感じる異常な霊圧量に、Aは咄嗟に仮面を取り出して刀で虚閃を弾き飛ばす。壁が崩れ落ちて、光が辺りに差し込んだ。
「仮面で防いだか。大した反応速度だな」
「褒めても何も出ねぇよ」
一瞬にして、ウルキオラの間合いに入る。Aの刀がウルキオラの喉仏に走るが、左腕で止められた。ウルキオラは人差し指をAの眼前に突き出すと赤黒い光が煌めく。先の攻撃よりも遅い。Aも同じ様に虚閃を放つ。ぶつかり合った虚閃は大爆発を起こした。
「……っははは!4番と聞いたからナメてたけど、お前強いじゃん!!」
Aの仮面が半分割れ、左半身は焼け焦げていた。
「はぁー……。本当なら
距離二百。Aは遠くの塔の上に立ちながら、ひらひらとウルキオラに手を振った。ウルキオラはAの元へ向かおうとしたが、足が硬直して動かない。
「5分あれば動くよ。それまでお休みしときなウルキオラくん」
サヨナラ、とAはその場から離れた。
去っていくAの背中にウルキオラは俄然興味が湧く。先程の虚閃の撃ち合いでAは斬魄刀で"何か"仕掛けをした。今の所害があるとした、足だけだ。電流に近いものが走っている。
「藍染様が気に入るのも分かるな」
ウルキオラは静かに笑みを溢していた。
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にゃんごろ - めちゃめちゃおもしろいです!!続き待ってます!! (2023年1月8日 10時) (レス) @page35 id: cd4183e0a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミワ | 作成日時:2022年11月30日 2時