【BLEACH】自称"キュートアニオタ駄菓子屋店員" (ページ27)

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恋心不明ページ27

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「どうしよ……」

三角座りで頭を抱えるA。急に来て相談あると言われては、どうしよの言葉しか出でいない。何やねん、コイツと平子は呆れた目で見ているとやっとAの口が開いた。

「きっ、喜助さんに……」
「喜助となんや」
「だっ、抱かれた……」

へー。ほー。ふぅーん。喜助に抱かれたね。
平子は適当に相槌を返すが、動きを止まってから再度聞き返した。

「なんて？」
「だから！喜助さんに抱かれたからって！！私ハジメテだったのに！！お嫁にいけない！！」

うわぁーん！とAが泣き始めた。それに気付いた破面の軍勢はなんだなんだと集まってくる。

「解散やお前ら！これはAのプライバシーに関わる問題や！」
「お前、ブーメランって言葉知ってるか？」
「うっさい！解散って言ったら解散や！」

集まってきた破面の軍勢を追い払う。ブーブーと文句を言われても気にしない。それよりもAだ。

「A。さっきのはホンマなんか？」
「何で抱かれた事に嘘吐かなきゃいけないの。うぅ……。今日から喜助さんとどう顔を合わせたらいいのさ……」
「オマエ、今日の夜に織姫ちゃん助けに行くから当分喜助と会わんやろ」
「あっ、そうだった。じゃあ安心」
「終わったあと会うけどな」
「ウワーっ！真子さんどうしよ！？」

Aが叫ぶ。叫んだ所で解決はしないが、浦原の事を考えると叫びたくなる。浦原は今まで家族のように見ていた男だった。その男から好きだと言われては抱かれたんだ。冷静さなんてない。

「俺はAが何で喜助を受け入れたんか分からん。オマエ、喜助のこと好きやったっけ？」
「そりゃあ好きだよ。昔から優しいし」
「異性として好きか聞いてるねん」
「それはその………。うん、分からん……」
「分からんのに抱かれたんか？オマエ阿呆なん？しかもハジメテなんやろ。好きでもない男にハジメテ渡したんか」
「言うなァ！雰囲気的に断れなかったんだよ！」

半泣き状態のAに、平子は呆れてものも言えない。

「喜助さんいつから好きだったの」
「100年前からやろ」
「マジ？」
「大マジや」
「100年前、子どもだけど私」
「死神ら(おれら)に年齢なんて関係ないやろ」

好きになるもんは好きになる、と答える平子にAは唸る。普段あんなにチャラけてるのに、一筋とは聞いてない。ギャップ萌えだ。Aは悶えた。

「ま、いつもどおりにしたらええんちゃう？」
「他人事！」